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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):gumi、インベスC、関電化、メディパル

gumi <日足> 「株探」多機能チャートより
■gumi <3903>  1,037円  +150 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 gumi<3903>がストップ高。同社はきょう、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>との共同制作により配信しているスマートフォン向けRPG「FINAL FANTASYBRAVE EXVIUS」を夏にも全世界に向けて配信すると発表。これが材料視されているようだ。このゲームは昨年10月に国内版を配信し、すでに600万ダウンロードを突破。グローバル版は英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字)、韓国語の6言語に対応して配信する予定となっている。

■インベスターズクラウド <1435>  12,240円  +1,250 円 (+11.4%)  本日終値
 16日、インベスターズクラウド <1435> [東証M]が6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■船井電機 <6839>  913円  +93 円 (+11.3%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 船井電機<6839>が急反発。16日取引終了後、17年3月期の連結業績予想を発表し、売上高は1720億円(前期比2.3%増)、営業損益は43億円の黒字(前期130億6100万円の赤字)、最終損益は14億円の黒字(同362億2100万円の赤字)と業績回復を見込むことが好感されている。主力の液晶テレビで4Kモデルや販売先ごとに開発した複数モデルを展開し、北米市場で販売拡大と年末商戦向け受注の獲得を狙うほか、前期に販売を開始した自社開発のインクジェットプリンターで新規販売先の開拓を目指す。また、在庫圧縮や工場稼働率の向上、高付加価値製品の販売などで利益向上を見込む。なお、想定為替レートは1ドル=112円としている。16年3月期連結決算は売上高1681億1600万円(前の期比22.6%減)、営業損益130億6100万円の赤字(前の期5億6400万円の黒字)、最終損益362億2100万円の赤字(同13億5400万円の黒字)だった。北米市場で年末商戦向けの受注が不振だった。また、オランダ電機大手フィリップスとの係争に関して、賠償金などを特別損失に185億円強計上したことも最終損益を悪化させた。

■関東電化工業 <4047>  904円  +88 円 (+10.8%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 関東電化工業<4047>が急反騰。同社が前週13日に発表した16年3月期連結決算は売上高が430億700万円(前の期比12.1%増)、営業利益86億5100万円(同87.1%増)と目を見張る変化率を示した。17年3月期の連結営業利益については、その反動から76億円(同12.2%減)と2ケタ減益を予想したこともあって、週明け16日に6日ぶりの急反落を余儀なくされたが、引けにかけ戻して下ヒゲ陽線を形成、きょうは返す刀で上値追いを加速させている。同日に発表された中期経営計画で数値目標として最終年度の19年3月期の連結売上高550億円(単独500億円)、営業利益100億円(単独90億円)、自己資本比率(単体)50%以上が示されており、これを再評価する動きがあるようだ。また、東海東京センターが16日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続でフォローしており、これが戻り足を強める足場となった。

■あすか製薬 <4514>  1,499円  +140 円 (+10.3%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 16日に発表した「アラガンとの合弁事業解消」が買い材料。後発医薬品販売のあすかActavis製薬についてアラガンとの合弁事業を解消。あすかActavis製薬株式の45%を取得し完全子会社化した。

■JPホールディングス <2749>  358円  +30 円 (+9.2%)  本日終値
 東海東京調査センターでは、今日の日本株は米株高などを受け、堅調な展開を予想。決算発表を受けて、日経平均の今期予想EPSは1197円程度と今年1月末の水準を回復、今期予想PERは14倍弱でバリュエーションの修正余地が残ると解説。人手不足解消に向けた規制緩和についての報道もあり、JPホールディングス<2749>やジェイコムホールディングス<2462>などの保育関連、人材関連銘柄の事業機会拡大が期待できるとの見解を示している。

■メディパル <7459>  1,906円  +133 円 (+7.5%)  本日終値
 16日、メディパルホールディングス <7459> が決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比24.0%増の551億円に伸びて着地。続く17年3月期は前期比0.7%増の555億円とほぼ横ばいを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。前期はC型肝炎治療薬などの販売が伸びたうえ、販管費の削減が奏功した医薬用医薬品等卸売事業が収益を牽引した。今期は薬価改定の影響で単価が低下するものの、新規物流センターの稼働や仕入・販売価格の改善などで補い、増益を確保する。業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比2円増の30円に増配する方針としたことも支援材料。

■イリソ電子工業 <6908>  6,310円  +440 円 (+7.5%)  本日終値
 16日、東証がイリソ電子工業 <6908> [JQ]を6月2日付で東証1部または2部に市場変更すると発表したことが買い材料。発表を受けて、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いなどが向かった。同日、市場変更と設立50周年の記念配当20円を上積みする形で、今期の期末一括配当を60円→80円に増額修正したことも支援材料。併せて、自己株処分などで最大70万株の売り出しを発表したが売り材料視されなかった。

■ペプチドリーム <4587>  6,280円  +270 円 (+4.5%)  本日終値
 ペプチドリーム<4587>が大幅反発。いちよし経済研究では、新規契約のペースなどから同社の特殊ペプチド創薬技術に対する信頼度が一段と増したと指摘。共同研究開発契約のペースが加速し契約金額も拡大傾向にあると推測して、17年6月期営業利益予想を43億円から47億円に、18年6月期営業利益予想を68億円から80億円に引き上げ。レーティング「A」を継続、フェアバリューを5100円から9000円に引き上げている。

■雪印メグミルク <2270>  3,250円  +135 円 (+4.3%)  本日終値
 雪印メグミルク<2270>が続伸。岩井コスモ証券が16日付で投資判断を「B+」から「A」とし、目標株価を2750円から3700円に引き上げたことが好材料視されている。同証券では、前16年3月期の業績を牽引した飲料・デザート類事業の売り上げ増や採算強化といった好材料が17年3月期も継続すると予想。会社側が予想する「円高に伴う輸入原材料の価格低下など」は現時点で慎重な予想と指摘しており、同証券では17年3月期営業利益について、170億円と会社予想の150億円を大きく上回ると予想している。

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