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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日精工、大陽日酸、ケーヒン、新生銀

大陽日酸 <日足> 「株探」多機能チャートより
■荏原 <6361>  549円  +53 円 (+10.7%)  本日終値
 11日に決算を発表。「今期経常は微増で4期連続最高益更新へ」が好感された。荏原 <6361> が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比0.6%増の364億円になり、17年3月期は前期比0.1%増の365億円とほぼ横ばいを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増益になる。
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■高周波熱錬 <5976>  815円  +73 円 (+9.8%)  本日終値
 11日に決算を発表。「今期経常は20%増益へ」が好感された。高周波熱錬 <5976> が5月11日大引け後(15:30)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比23.8%減の27.5億円になったが、17年3月期は前期比19.7%増の33億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒高周波熱錬の詳しい業績推移表を見る

■日本精工 <6471>  1,066円  +87 円 (+8.9%)  本日終値
 11日、日本精工 <6471> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.0%にあたる1600万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は5月17日から9月30日まで。同時に決算を発表。国際会計基準(IFRS)に移行する17年3月期の連結税引き前利益は630億円(前期日本基準は939億円)の見通しとなったが売り材料視されなかった。

■大陽日酸 <4091>  1,090円  +87 円 (+8.7%)  本日終値
 11日、大陽日酸 <4091> が決算を発表。16年3月期の連結税引き前利益は前の期比25.9%増の431億円に伸びて着地。国際会計基準に移行する17年3月期は487億円の見通しとなったことが買い材料視された。今期は米国を中心に海外でガス事業が伸びる。前期に買収したオーストラリアのガス会社の業績上積みも寄与する。国内ガス事業ではコスト低減による収益確保を図る。なお、今期の前提為替レートは1ドル=110円。業績好調に伴い、前期の年間配当を14円→16円(前の期は13円)に増額し、今期も前期比2円増の18円に増配する方針としたことも支援材料。

■ケーヒン <7251>  1,725円  +125 円 (+7.8%)  本日終値
 ケーヒン<7251>が後場急動意。同社はきょう午後1時に、17年3月期通期の連結業績予想を発表。営業利益は250億円(前期比52.1%増)を見込み、年間配当は前期に比べ4円増額の40円とする方針を示した。売上収益は、為替の影響などで3140億円(同8.1%減)にとどまる見通し。ただ、合理化効果が利益を押し上げるとしている。なお、業績予想の前提為替レートは1ドル=110円(前期は119円95銭)としている。

■新生銀行 <8303>  168円  +11 円 (+7.0%)  本日終値
 新生銀行<8303>が急伸。国内大手証券では、16年3月期実績・17年3月期計画に大きなサプライズはないと指摘。17年3月期純利益を550億円から520億円に下方修正した事に関しては、「マイナス金利の影響を織り込んだもの」と想定し、同社の国内預金利回が0.11%と高めであること等から、修正幅はやや保守的と解説。自社株買いの発表を受け、自社経営への自信、アナウンスメント効果とあわせて、今後の株主還元強化の方向性を期待させるものと評価。レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に引き上げ、目標株価は270円を継続している。

■近鉄エクスプレス <9375>  1,540円  +100 円 (+6.9%)  本日終値
 11日に発表した「中計、19年3月期に営業益220億円目標」が買い材料。中期経営計画を策定。19年3月期に営業利益220億円(16年3月期実績は153億円)を目指す。

■ミツバ <7280>  1,661円  +107 円 (+6.9%)  本日終値
 11日に決算を発表。「今期経常は7%増益へ」が好感された。ミツバ <7280> が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期の連結経常利益は前の期比22.2%減の196億円になったが、17年3月期は前期比7.0%増の210億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒ミツバの詳しい業績推移表を見る

■日清オイリオグループ <2602>  514円  +32 円 (+6.6%)  本日終値
 東海東京調査センターでは、きょうの日本株市場は反落の動きを予想。米国株の下落や為替が円高となっていることが日本株市場に重石となると見て、当面は円高デメリットを受けにくい内需関連株のなかで好業績株を選別物色する展開を想定。個別では、17年3月期の業績予想が市場コンセンサスを上回った日清オイリオグループ<2602>、堅調な業績と増配を発表した東急不動産ホールディングス<3289>に注目している。

■新明和工業 <7224>  783円  +47 円 (+6.4%)  本日終値
 11日、新明和工業 <7224> が発行済み株式数(自社株を除く)の5.02%にあたる500万株(金額で36億8000万円)を上限に、12日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は11日終値の736円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

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