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2016年03月17日15時38分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):フィスコ、アウトソシン、アスクル、シャープ

フィスコの日足チャート 「株探」多機能チャートより
■フィスコ <3807>  472円  +80 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 16日、フィスコ <3807> [JQG]が、ビットコイン取引所の運営会社「フィスコ・コイン」の4月設立を発表したことが買い材料視された。仮想通貨はこれまで政府内に監督官庁が存在しなかったが、今後は金融庁が監督官庁となり、その取引所は登録制に移行する。法整備の進展に伴う成長機会を捉えて取引所を運営するほか、取引システムの外販も視野に入れる。また、将来的には仮想通貨を活用した金融仲介機能の全般を担う存在も志向する。グループ企業のSJI <2315> [JQ]もシステム面からフィスコ・コインを支援する。

■リョービ <5851>  451円  +48 円 (+11.9%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 リョービ<5851>が大幅高。同社は16日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を2530億円から2540億円(前期比11.8%増)へ、営業利益を113億円から123億円(同34.8%増)へ、最終利益を62億円から88億円(同2.3倍)へそれぞれ増額した。自動車メーカーからのダイカストの受注量が増加していることや、生産性の向上や経費の削減などが順調に進んでいることが背景で、これを好感する買いが集中した。なお、期末配当予想を従来予想の4円から5円に1円増額、年間配当は前期比1円増配の9円となることから、これも物色人気を増幅させている。

■アウトソーシング <2427>  3,580円  +270 円 (+8.2%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 アウトソーシング<2427>が大幅高で昨年12月2日につけた上場来高値3550円を3カ月半ぶりに上抜き、青空圏に突入した。戻り売り圧力から解放されたことで上げ足が一気に軽くなっている。メーカー企業の求人需要は旺盛で製造ライン向け人材派遣が好調に推移しており、15年12月期の56%営業増益に続き、16年12月期も73%増益見通しと業績躍進、19%を超えるROEも評価される。また、景気の変動リスクを受けやすい製造業向けに特化せず、コンビニの人材管理や米軍基地向けなどの新規分野を開拓しており、成長力の確保に余念がない。

■井関農機 <6310>  225円  +12 円 (+5.6%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 井関農機<6310>は2月中旬を境に大底圏離脱、5日移動平均線を絡め一貫した上げ足をみせているが、目先は上昇加速の兆しにある。同社はスマート田植機や自動運転トラクターの開発に傾注するほか、農業生産者向けクラウドサービスなどICT化戦略で先駆しており、安倍政権下で国内農業の競争力強化が掲げられるなかスマート農業の担い手として重要な鍵を握っている。PBR0.7倍台は指標面からも水準訂正余地をはらみ、出来高も厚く低位材料株物色の流れに乗りつつある。

■アスクル <2678>  4,285円  +220 円 (+5.4%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 アスクル<2678>が反発。同社はオフィス向けなどを中心にネット通販を手掛けるが、事務用品の単価上昇が利益向上につながっているほか、法人向けの開拓も進み、業績は好調に推移している。 16日取引終了後に16年5月期の連結業績予想の修正を発表、売上高を3045億円から3120億円(前期比12.7%増)へ、営業利益を80億円から85億円(同24.1%増)へ、最終利益を44億円から50億円(同24.0%増)へそれぞれ増額しており、これを評価する買いが優勢となっている

■ツルハホールディングス <3391>  11,240円  +450 円 (+4.2%)  本日終値
 ツルハホールディングス<3391>が4日続伸。買い一巡後も値を保ち、大幅高となっている。大和証券はリポートで、暖冬影響もあったものの既存店好調で、同社の16年5月期第3四半期は売上利益とも計画上振れで、ポジティブと紹介。同証券予想を見直し、16年5月期営業利益を前期比15%増と予想、目標株価は1万1500円から1万2000円へ引き上げ、レーティング「1」(買い)を継続している。

■シャープ <6753>  138円  +4 円 (+3.0%)  本日終値
 シャープ<6753>が反発。前日は台湾・鴻海精密工業との買収契約締結が来月以降にずれ込むとの観測が株価の急落につながったが、きょうは「手続きが遅れるだけで買収そのものが反故になったわけではない」(市場関係者)との見方から買いが優勢となっている。信用取組は直近11日申し込み現在で買い残が増加しているものの、売り残8977万7000株、買い残6688万6000株で信用倍率0.75倍と依然として大幅に売り長、日証金では逆日歩がついている状況(2月8日から貸株規制対象)で、空売り買い戻しニーズが株価に浮揚力を与えている。

■デジタルガレージ <4819>  2,071円  +58 円 (+2.9%)  本日終値
 デジタルガレージ<4819>が4連騰、前日まで日足5陽連を形成していたが、きょうも寄り後に上値を伸ばしており先高期待の強さを反映している。電子決済やネットビジネス支援を手掛け、ベンチャー投資事業では米ツイッターやカカクコム<2371>などに代表される高実績が光る。また、同社はビットコインなどの信頼性を支えるブロックチェーンをはじめ、人工知能やAR(拡張現実)など、有望分野の開拓や実証試験を目的にDGラボを設立しており、今の相場の地合いに乗っている。東証1部への市場変更期待も底流している。

■マツキヨHD <3088>  5,880円  +160 円 (+2.8%)  本日終値
 FOMCは金融政策を現状維持とした、アメリカ景気の見通しを考慮して年2回の利上げを示唆した。NYダウ平均株価は2カ月半ぶりの高値を更新。外国為替市場は1ドル=112円台の円高となった。マーケットはリスクオンの流れを導き、株式市場にポジティブと考えられる。日本株は円高による影響で輸出関連企業の株価がネガティブに作用するだろうが、今期業績好調で株主還元をする、マツモトキヨシホールディングス<3088>が25円増配を発表、リョービ<5851>は純利益が2.3倍、モロゾフ<2217>は税引き利益が90%増で買われ、前日に野村証券が消費者金融株をマイナス金利によるメリット銘柄とレーティング格上げしたアイフル<8515>、アコム<8572>が引き続き買われている。

■コクヨ <7984>  1,248円  +32 円 (+2.6%)  本日終値
 コクヨ<7984>が堅調。岩井コスモ証券は16日付のリポートで投資判断を新規「A」とし、カバレッジを開始した。目標株価は1500円に設定した。同社は事務用品の最大手でオフィス家具やオフィス用品通販でも販路を広げている。首都圏の都市再開発でオフィス家具の需要が拡大しており、採算も上向いている。16年12月期は国内事業が安定し、インドやベトナムで文具販売の伸長が期待できると予想している。同リポートでは、今期の通期業績予想を売上高3130億円(前期比3%増)、営業利益123億円(同11%増)とし、会社予想を上振れすると見込んでいる。

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