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【市況】明日の株式相場見通し=買い気旺盛で続伸、1ドル=114円台での推移なるか

 あす(3日)の東京株式市場は、きょうの大幅高の反動で利益確定の売りが出やすい地合いが想定されるものの、外国為替市場の円相場が1ドル=114円台での推移となれば、日経平均株価は続伸となる可能性がある。

 市場関係者からは「米株式市場でのNYダウ平均株価の大幅上昇と、外国為替市場での円安・ドル高加速という、日本株にとってのプラス材料が重なったことが上昇幅を拡大した。2月16日以降2週間程度、1万6000円を挟んで膠着状態となっていたことも上放れの原動力となった。ただし、上昇幅が大きかった割には、東証1部の売買代金は2兆5934億円にとどまったのは懸念材料」との見方が出ていた。

 2日の東京株式市場は買い優勢でスタートした後、上値追いの勢いが増し、日経平均株価は一時700円を超える上昇で1万6800円台に達する場面があった。日経平均株価終値は、前日比661円04銭高の1万6746円55銭と大幅続伸した。

 日程面では、グラビア印刷加工、ドライラミネート加工、コーティング加工及び成型加工による製造販売を手掛ける中本パックス<7811>が東証2部に新規上場する。海外では、米2月のISM非製造業景況指数、ブラジル10~12月期のGDPが焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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