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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,800円~16,200円

 米ダウ平均は、連日の上昇で短期的な過熱感が警戒される中、米エネルギー情報局(EIA)発表の統計で、原油の在庫増加がしていることを嫌気し小幅反落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)285円安と、値下がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り優勢によりマイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、懸念される為替市場での円相場が依然改善されず、ドルは対円で再び下落基調にあることから、多くの参加者はリスクオフの動きを強める公算で、また、週末特有のポジション整理から、処分売りが増加する可能性もあり、マーケットは終始軟調な展開が想定される。

 ただ、その他の悪材料である中国市場が、やや落ち着きを取り戻していることや、原油価格も全体的には底打ち感が出てきたのはポジティブな動向だけに、終値ベースで16,000円の大台を維持出来れば、東京市場も底入れ機運から来週の展開に期待感も出てくるだろう。

 テクニカル的には、昨日の上昇でボリンジャーバンドの-1σをバンドブレイクしてきたことから、本日の取引では-1σ(15,991円前後)が下値支持線となりそうだが、ここを割り込むと15,500円近くまでの調整も視野に入り、上値は一目均衡表の基準線(16,385円前後)が抵抗線として意識されそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、ボリンジャーバンドの-1σ(2,319ポイント前後)と、一目均衡表の転換線(2,321ポイント前後)が抵抗線となりそうで、マザーズ指数は、25日移動平均線(748ポイント前後)が目先の上値メドとなるだろう。

 本日の予想レンジ 15,800円~16,200円。(ストック・データバンク 編集部)

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