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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):シスメックス、日立金、コニカミノル、トヨタ

■シスメックス <6869>  7,080円  +470 円 (+7.1%)  本日終値
 シスメックス<6869>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券は21日、目標株価を7100円から7400円に引き上げた。投資評価は「2」を継続した。同社の16年3月期第3四半期(10~12月)の連結営業利益は144億円(前年同期比26%増)と予想。機器販売に鈍化はみられず、堅調な業績を見込んでいる。また、今後は専用試薬の販売増も見込まれ利益拡大につながると予想している。同証券では16年3月通期の同利益は、前期比28.1%増の569億円と会社予想(520億円)を上回るとみている。

■エイチーム <3662>  1,572円  +104 円 (+7.1%)  本日終値
 エイチーム<3662>が反発。同社は21日、スマートフォン向け競走馬育成ゲーム「ダービーインパクト」が、累計650万ダウンロードを突破したことを発表した。「ダービーインパクト」はプレイヤーが、競走馬のオーナーとなって競走馬を育成し、フル3Dグラフィックスでレースシーンを再現した数々のレースを戦う競走馬育成ゲーム。G1レースの完全制覇や、オンラインレースへの挑戦、奥深い配合理論を駆使してオリジナルの血統を生み出すなど、競走馬の育成が楽しめる内容が評価されている。同時に、爽快ひっぱり大戦アクション「三国大戦スマッシュ!」も200万ダウンロードを突破したことも発表している。

■日立金属 <5486>  1,348円  +89 円 (+7.1%)  本日終値
 日立金属<5486>が堅調。同社は21日、医療用チューブの製造・販売を手掛ける米HTPメッヅと、機械金型の製造・販売を手掛ける米ハイテクマシーンアンドファブリケーションの全株式を2月に取得し子会社化すると発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。子会社化は、電線材料事業における医療分野の強化とグローバルな中長期的成長につなげることが主な目的。同社は今後、相互の事業基盤や顧客基盤を生かして既存の医療用製品を強化・拡大するほか、それぞれの技術力を組み合わせた新しい製品の開発なども視野に入れている。

■コニカミノルタ <4902>  1,076円  +68 円 (+6.8%)  本日終値
 コニカミノルタ<4902>が3日ぶりに反発。野村証券は、同社が1月21日にイノベーション説明会を開催したとのリポートをリリース。説明会では同社のコア技術をベースにした、新しい事業展開の方向性が示され、同社に対する今後の成長への期待感が裏打ちされたと解説。売上規模、時期について具体的な言及はなかったものの、今後、10億円を上回る潜在売り上げのある事業が順次立ち上がる計画であると紹介。業績予想とレーティング「バイ」、目標株価1804円を継続している。

■トヨタ自動車 <7203>  6,822円  +430 円 (+6.7%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が軒並み急反発。前日の海外株市場がECBの追加緩和期待を背景に上昇、原油市況の反発や外国為替市場で円安傾向に振れていることもあって、東京市場でも主力株に買い戻しの動きが出ている。ドル円相場は足もと1ドル=117円80~90銭の推移にあり、特に為替感応度の高い自動車セクターに追い風となっている。

■新光電気工業 <6967>  707円  +44 円 (+6.6%)  本日終値
 新光電気工業<6967>が反発。クレディ・スイス証券では、円高による業績懸念増加、FC-PKGではPC市況悪化の影響が続いているものの、静電チャック、リードフレームに加えアセンブリの収益改善など収益構造の変化は着実に進んでいると指摘。16年3月期営業利益予想を134億円から107億円(会社計画は80億円、市場コンセンサスは102億円)に引き下げるものの、配当利回りが高いことからさらなるダウンサイドは限定的と解説。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価を1000円から950円に調整している。

■日本特殊陶業 <5334>  2,729円  +169 円 (+6.6%)  本日終値
 日本特殊陶業<5334>が大幅反発。クレディ・スイス証券では、円高懸念があるとしながらも、排ガス規制強化や燃費改善を背景としたプラグ数量拡大(2020年10億本目標)、高付加価値センサの拡大シナリオは不変と指摘。16年3月期営業利益は市場コンセンサスの704億円を下回る695億円(前回は698億円)と見ているものの、17年3月期はコンセンサス770億円を上回る823億円(前回は851億円)と予想。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価を3600円から4250円に引き上げている。

■ディスコ <6146>  10,660円  +660 円 (+6.6%)  本日終値
 ゴールドマン・サックス証券の半導体製造装置セクターのリポートでは、2016年はDRAM投資が前年比で大幅に減少する見通しも、NAND、ロジック、ファウンドリ投資の増加が補い、全体としては前向きな見方が可能と指摘。半導体設備投資の大幅な増加が期待しにくいなか、個別要因で業績成長が期待できる銘柄としてディスコ<6146>をトップピックに設定して、東京エレクトロン<8035>と日立国際電気<6756>は、 前年比で増加するNAND投資やロジック投資の恩恵を受けること考慮すると、足元の株価水準は投資妙味が増していると解説。アルバック<6728>とSCREENホールディングス<7735>は、事業環境堅調もセクター相対から「中立」との見解を示している。

■ワタミ <7522>  876円  +54 円 (+6.6%)  本日終値
 ワタミ<7522>が高い。同社はきょう午前9時30分に、コメ卸大手の神明ホールディング(神戸市)と資本業務提携することで合意したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。提携内容は、国内外食事業での協業や宅食事業におけるインフラの相互活用など。また、同社は自己株式175万株(自己株式処分後の発行済み株式総数に対する所有割合4.19%)を神明HDに割り当てる。

■JT <2914>  4,041円  +247 円 (+6.5%)  本日終値
 JT<2914>が反発。UBS証券では、16年度の為替による減益影響を600億円(前期1030億円)と想定。為替一定の増益率は7%増のため実態は良好との見方で、国内は数量減を単価効果とコストダウンで補い前期並みの利益水準を確保できると解説。「短期視点では材料が乏しい」としながらも、下値不安も乏しいとみて、「1年のスパンでは買い水準にある」と評価。レーティング「バイ」を継続、目標株価を5300円から4880円に引き下げている。

●ストップ高銘柄
 リバーエレテック <6666>  376円  +80 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値
 カルナバイオサイエンス <4572>  2,126円  +400 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値
 サイバネットシステム <4312>  535円  +80 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値
 NEXT 原油ブル <2038>  678円  +100 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値
 リアルワールド <3691>  3,475円  +503 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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