【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ソフトバンク、三井不、マキタ、三菱マ
■ダイセキ <9793> 1,706円 +126 円 (+8.0%) 本日終値
21日、ダイセキ <9793> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.77%にあたる170万株(金額で26億8600万円)を上限に、22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は21日終値の1580円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■ソフトバンクグループ <9984> 4,903円 +359 円 (+7.9%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が急反発。全般ハイボラティリティ相場でNEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>と合わせて個人投資家の売買が活発化、きょうも売買代金は東証1部上場企業のなかでトヨタ自動車<7203>とトップを争う展開にある。市場では「CTAなどの機械的なトレンドフォロー(順張り)の先物買いで個別銘柄の上昇や下落も一方通行となりやすい。先物主導ではきょうは反騰局面にあり、同社株は日経平均寄与度の高い銘柄としてインデックス買いの影響も反映している」(国内ネット証券大手)という。個別の悪材料と見られていた同社傘下の米スプリント株の動向も前日の米国株市場では4日ぶりに反発に転じ、含み損懸念が一息ついたことも株価にポジティブに作用している。
■三井不動産 <8801> 2,606.5円 +187 円 (+7.7%) 本日終値
三井不動産<8801>、三菱地所<8802>など大手をはじめ不動産株が人気。前日のECB理事会ではドラギ総裁が3月を視野に置いた追加緩和を示唆、日米欧の株式市場の反転材料となっている。一方、日本でも28~29日に予定される日銀の金融緩和決定会合で追加緩和の可能性が意識されている。これを背景に“日銀プレー”と呼ばれる緩和期待を材料とした買いが金利敏感の不動産セクターに流入しているかたちだ。
■マキタ <6586> 6,600円 +470 円 (+7.7%) 本日終値
マキタ<6586>が反発。UBS証券では、同社リチウム製品の好調が高電圧や園芸工具などへ広がり、中期的な成長余力が高まったと指摘。2016年は為替デメリット軽微、リチウム製品の成長持続などでプレミアム付加が可能とみて、レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価を7000円から7300円に引き上げている。
■三菱マテリアル <5711> 354円 +25 円 (+7.6%) 本日終値
三菱マテリアル<5711>が3日ぶりに大幅反発。野村証券は、1月中旬に同社の超硬製品の主力生産拠点である筑波製作所(茨城県)を訪問したとのリポートをリリース。超硬製品の需要は足元では減速気味とみられるものの、今回の訪問を通じて、同社の超硬製品に競争優位性があり、中期的なシェア上昇を期待できる有望な事業であることを改めて確認できたと解説。同証券は現時点で、レーティングは「ニュートラル」を継続し、16年3月期に加工部門が全社の営業利益の24%を占めると予想している。
■アイフル <8515> 329円 +23 円 (+7.5%) 本日終値
アイフル<8515>やアコム<8572>など消費者金融株が高い。年初からの株価の急落や円高進行を受け、市場では日銀による追加緩和期待が強まっている。28日から29日に開かれる金融政策決定会合で追加緩和が実施された場合の金利低下メリットが見込める消費者金融株が見直されている。過去の金融緩和の際にはアイフルなどが急騰した経緯があるだけに、先回り買いが入っている格好だ。
■住友化学 <4005> 574円 +40 円 (+7.5%) 本日終値
住友化学<4005>が3日ぶりに反発。現地時間の1月21日、住友化学が37.5%出資する関連会社で、サウジアラビア証券取引所に上場するペトロ・ラービグが、15年12月期決算を発表した。第4四半期実績は、営業損益が2億7100万ドルの赤字、純損益が2億6900万ドルの赤字となり、通期では、営業損益が2億300万ドル、純損益が2億200万ドルの赤字となった。SMBC日興証券は、住友化学の連結決算には、16年3月期第4四半期(1~3月)に持分法投資損失123億円程度が計上されることになり、通期では93億円の持分法投資損失を取り込むと解説。原料エタン価格上昇と原油安により、ペトロ・ラービグの業績回復ペースは緩慢となると想定。同証券は現時点で、住友化学の投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価860円を継続している。
■タカラバイオ <4974> 1,044円 +71 円 (+7.3%) 本日終値
タカラバイオ<4974>が反発。同社は21日、T細胞の表面にある受容体(T-cell receptor、TCR」の多様性を解析するための研究用試薬「SMARTer Human TCR a/b Profiling Kit」を全世界で販売開始することを発表した。TCRの多様性は免疫の状態に応じて変化するため、免疫系の異常、がんや感染症などの病態、治療薬の効果のモニタリングなどを知る手段として、TCRの多様性解析(レパトア解析)が近年注目されている。今回投入する製品は、超微量のRNAサンプルから効率よくTCR遺伝子を特異的に増幅できる研究用試薬。この製品の利用後に次世代シーケンサーによって遺伝子を解析することで、TCRの多様性を解析することが可能になる。同社では次世代シーケンサー向けの新製品開発に注力しており、今後も同分野の製品ラインアップを拡充し、さらなる売り上げ拡大を目指す。
■国際石油開発帝石 <1605> 989.5円 +66.8 円 (+7.2%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>など資源関連株や昭和シェル石油<5002>、JXホールディングス<5020>など石油株が軒並み高。足もと原油市況が反転、前日のWTI原油先物価格は急反発し、終値ベースで前日比1ドル18セント高の29ドル53セントまで水準を切り上げたが、一時1バレル=30ドル台に乗せる場面もあった。これを受けてこれまで原油安で売り込まれてきたセクターへの買い戻しが急となっている。
株探ニュース
21日、ダイセキ <9793> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.77%にあたる170万株(金額で26億8600万円)を上限に、22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は21日終値の1580円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■ソフトバンクグループ <9984> 4,903円 +359 円 (+7.9%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が急反発。全般ハイボラティリティ相場でNEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>と合わせて個人投資家の売買が活発化、きょうも売買代金は東証1部上場企業のなかでトヨタ自動車<7203>とトップを争う展開にある。市場では「CTAなどの機械的なトレンドフォロー(順張り)の先物買いで個別銘柄の上昇や下落も一方通行となりやすい。先物主導ではきょうは反騰局面にあり、同社株は日経平均寄与度の高い銘柄としてインデックス買いの影響も反映している」(国内ネット証券大手)という。個別の悪材料と見られていた同社傘下の米スプリント株の動向も前日の米国株市場では4日ぶりに反発に転じ、含み損懸念が一息ついたことも株価にポジティブに作用している。
■三井不動産 <8801> 2,606.5円 +187 円 (+7.7%) 本日終値
三井不動産<8801>、三菱地所<8802>など大手をはじめ不動産株が人気。前日のECB理事会ではドラギ総裁が3月を視野に置いた追加緩和を示唆、日米欧の株式市場の反転材料となっている。一方、日本でも28~29日に予定される日銀の金融緩和決定会合で追加緩和の可能性が意識されている。これを背景に“日銀プレー”と呼ばれる緩和期待を材料とした買いが金利敏感の不動産セクターに流入しているかたちだ。
■マキタ <6586> 6,600円 +470 円 (+7.7%) 本日終値
マキタ<6586>が反発。UBS証券では、同社リチウム製品の好調が高電圧や園芸工具などへ広がり、中期的な成長余力が高まったと指摘。2016年は為替デメリット軽微、リチウム製品の成長持続などでプレミアム付加が可能とみて、レーティングを「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価を7000円から7300円に引き上げている。
■三菱マテリアル <5711> 354円 +25 円 (+7.6%) 本日終値
三菱マテリアル<5711>が3日ぶりに大幅反発。野村証券は、1月中旬に同社の超硬製品の主力生産拠点である筑波製作所(茨城県)を訪問したとのリポートをリリース。超硬製品の需要は足元では減速気味とみられるものの、今回の訪問を通じて、同社の超硬製品に競争優位性があり、中期的なシェア上昇を期待できる有望な事業であることを改めて確認できたと解説。同証券は現時点で、レーティングは「ニュートラル」を継続し、16年3月期に加工部門が全社の営業利益の24%を占めると予想している。
■アイフル <8515> 329円 +23 円 (+7.5%) 本日終値
アイフル<8515>やアコム<8572>など消費者金融株が高い。年初からの株価の急落や円高進行を受け、市場では日銀による追加緩和期待が強まっている。28日から29日に開かれる金融政策決定会合で追加緩和が実施された場合の金利低下メリットが見込める消費者金融株が見直されている。過去の金融緩和の際にはアイフルなどが急騰した経緯があるだけに、先回り買いが入っている格好だ。
■住友化学 <4005> 574円 +40 円 (+7.5%) 本日終値
住友化学<4005>が3日ぶりに反発。現地時間の1月21日、住友化学が37.5%出資する関連会社で、サウジアラビア証券取引所に上場するペトロ・ラービグが、15年12月期決算を発表した。第4四半期実績は、営業損益が2億7100万ドルの赤字、純損益が2億6900万ドルの赤字となり、通期では、営業損益が2億300万ドル、純損益が2億200万ドルの赤字となった。SMBC日興証券は、住友化学の連結決算には、16年3月期第4四半期(1~3月)に持分法投資損失123億円程度が計上されることになり、通期では93億円の持分法投資損失を取り込むと解説。原料エタン価格上昇と原油安により、ペトロ・ラービグの業績回復ペースは緩慢となると想定。同証券は現時点で、住友化学の投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価860円を継続している。
■タカラバイオ <4974> 1,044円 +71 円 (+7.3%) 本日終値
タカラバイオ<4974>が反発。同社は21日、T細胞の表面にある受容体(T-cell receptor、TCR」の多様性を解析するための研究用試薬「SMARTer Human TCR a/b Profiling Kit」を全世界で販売開始することを発表した。TCRの多様性は免疫の状態に応じて変化するため、免疫系の異常、がんや感染症などの病態、治療薬の効果のモニタリングなどを知る手段として、TCRの多様性解析(レパトア解析)が近年注目されている。今回投入する製品は、超微量のRNAサンプルから効率よくTCR遺伝子を特異的に増幅できる研究用試薬。この製品の利用後に次世代シーケンサーによって遺伝子を解析することで、TCRの多様性を解析することが可能になる。同社では次世代シーケンサー向けの新製品開発に注力しており、今後も同分野の製品ラインアップを拡充し、さらなる売り上げ拡大を目指す。
■国際石油開発帝石 <1605> 989.5円 +66.8 円 (+7.2%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>など資源関連株や昭和シェル石油<5002>、JXホールディングス<5020>など石油株が軒並み高。足もと原油市況が反転、前日のWTI原油先物価格は急反発し、終値ベースで前日比1ドル18セント高の29ドル53セントまで水準を切り上げたが、一時1バレル=30ドル台に乗せる場面もあった。これを受けてこれまで原油安で売り込まれてきたセクターへの買い戻しが急となっている。
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