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【市況】自律反発弱いと16000円の攻防に/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 20日のNY市場は大幅下落。NY原油先物相場の下落を受けて投資家心理が悪化しており、リスク資産を圧縮する流れから、大幅に下落。一時は565ドル安と昨年8月の安値を大きく下回る場面もあった。原油先物価格も1バレル26ドル台まで下げ、12年8ヶ月ぶりの安値を更新。消費者物価指数や12月住宅着工件数が予想を下回ったことで、米国景気への懸念が強まったことも下げ幅を拡大させた。その後引けにかけて下げ幅を縮小したが、結局NYダウは249ドル安で取引を終えた。"

 シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の16355円だった。NYダウの下げ幅縮小と、前日の日経平均の大幅な下げの反動もあり、自律反発が意識されやすいところ。大阪ナイトセッションは16080円で終えており、引け際の米国市場の戻り部分を織り込む格好から、買いが入りやすい。
 ただし、その後は中国市場の動向や原油先物価格の動向を睨みながらの相場展開になろう。ボリンジャーバンドでは下向きに推移している-2σに沿っての下げが続いており、リバウンド局面では-1σが抵抗となっている。週足形状では一昨年の10月末から11月上旬の上昇時に空けていたマド(16413-16790円処)を埋めている。この水準でいったん下げ止まりをみせてこないと、節目の16000円及び、一昨年のもち合いレンジであった14000-16000円の水準を意識してくる可能性がある。15900-16400円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 16400円-下限 15900円

《TM》

 提供:フィスコ

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