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【市況】<株式トピックス>=日経平均は2番底形成へ注目場面迎える

 13日の東京株式市場は、前日までの急落への反動から買い戻しが進み、日経平均株価終値は、前日比496円67銭高の1万7715円63銭と全面高商状で急反騰した。前日とは逆に、東証1部全銘柄の95%が上昇する買い気の強さが際立った。

 この日は、東証1部の値上がり銘柄数は1833に達し、対して値下がり銘柄数は77(変わらずは25銘柄)と文字通りの全面高となった。日経平均株価採用の225銘柄のうち、前日比で下げたのは終値で9.5円安の1592.5円となったイオン<8267>の1銘柄のみで、残りの224銘柄は前日比プラスで引けた。また、225採用以外の中小型株も底上げ状態で、全体がほぼ同様な戻りを示したといえる。

 焦点となるのは明日以降の展開だ。市場関係者からは「不安視されてきた中国人民元の下落基調に歯止めが掛かるのではとの見方が広がり、外国為替市場でも一時、1ドル=118円30銭台と円安・ドル高方向に振れたことが好感された。今後は、せっかくこの水準で下げ止まったのだから、9月29日の取引時間中の安値(1万6901円)を割り込まずに、12日安値の1万7184円で2番底形成する底入れパターンを実現してほしい」との声が聞かれた。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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