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【市況】明日の株式相場見通し=上昇基調に乗り続伸、戻り売り圧力を警戒

 あす(14日)の東京株式市場は、きょうの反発基調が継続する可能性が高く、日経平均株価は続伸となりそうだ。年初から前日までの6日続落で1800円を超える急落をみせ、極端に悪化していた市場心理が、500円に迫る反発による下げ止まりで、ひとまず小康状態を取り戻したことの意義は大きい。

 市場関係者からは「このところ、継続的に不安視されてきた中国人民元の下落基調に歯止めが掛かるのではとの見方が広がり、外国為替市場でも一時、1ドル=118円30銭台と円安・ドル高方向に振れたことが好感された。ただ、これは市場の懸念が行き過ぎていた分が修正されたと判断したい。今後、戻り売り圧力が増すことも予想され、短期間での一本調子の戻りは期待できそうもない」との見方が出ていた。

 13日の東京株式市場は、前日までの急落への反動から買い戻しが進み、日経平均株価終値は、前日比496円67銭高の1万7715円63銭と全面高商状で急反騰した。前日とは逆に、東証1部全体の95%の銘柄が上昇する買い気の強さが際立った。

 日程面では、12月の企業物価指数、11月の機械受注統計、12日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外ではユーロ財務相会合、英中央銀行金融政策委員会が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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