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【市況】<株式トピックス>=配当・優待狙いで個人投資家好みの銘柄に活気

 22日の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値を挟んでもみ合う方向感に乏しい展開。結局、日経平均株価終値は、前日比29円32銭安の1万8886円70銭と小幅ながら3日続落した。東証1部の売買代金は1兆9347億円と、活況の目安とされる2兆円を12月7日以来11営業日ぶりに下回った。

 クリスマス休暇入りしている海外投資家が多いこともあり、引き続き市場エネルギー不足が続きそうだ。そのなかで話題となったのが、時価総額の大きないわゆるブルーチップといわれる国際優良株に見送り姿勢が目立っこと。逆に、個人投資家好みの中小型株や内需系の大型株は比較的堅調な推移となっている。

 市場関係者からは、「オイルマネーなどの海外ファンドや、国内機関投資家が主要な投資対象としている日経平均株価寄与度の高い値がさ株は、手控えムードが強く株価は軟調推移となっている。半面、個人投資家はNISA(少額投資非課税制度)の投資期限が迫るなかでの駆け込み買いや、12月期決算企業の配当や株主優待狙いという投資行動が表面化している」との見方が出ていた。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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