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【市況】明日の株式相場見通し=エネルギー不足で方向感欠く、個人は駆け込み買いも

 23日の天皇誕生日による休場明けとなる24日の東京株式市場は、クリスマス休暇入りしている海外投資家が多いこともあり、引き続き市場エネルギー不足の展開となりそうだ。目立った手掛かり材料もないことから、売買ともに手控えられ方向感に乏しい値動きとなる可能性も。

 市場関係者からは、「NISA(少額投資非課税制度)の投資期限や12月期決算企業の配当や株主優待の権利付き最終売買日の25日までは、個人投資家からの駆け込み的な買いも想定される。ただ、機関投資家や外国人が主要な投資対象としている日経平均株価寄与度の高い値がさ株には手控え姿勢が強い」との見方が出ている。

 22日の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値を挟んでもみ合う方向感に乏しい展開となった。結局、日経平均株価終値は、前日比29円32銭安の1万8886円70銭と小幅ながら3日続落。東証1部の売買代金は1兆9347億円と、活況の目安とされる2兆円を12月7日以来11営業日ぶりに下回った。

 日程面では、分譲住宅、注文住宅、中古住宅、マンション販売、その他の総合不動産事業を手掛けるケイアイスター不動産<3465>が東証2部に、ニュースワイヤー事業(プレスリリース配信サービス、クリッピングサービス)、インキュベーション事業(レンタルオフィス運営)を展開するソーシャルワイヤー<3929>が東証マザーズにそれぞれ新規上場する。

 このほかに、黒田日銀総裁が講演、日銀金融政策決定会合議事要旨(11月18~19日開催分)。海外では、印ロ首脳会談、米株式市場の取引時間短縮が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年12月22日 17時24分

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