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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 JIA、住友林、レーザーテク (30日大引け後 発表分)

JIA <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月30日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 JIA <7172> [東証P]  ★1-3月期(1Q)経常は6.3倍増益・上期計画を超過
 ◆24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比6.3倍の56.7億円に急拡大して着地。オペレーティング・リース事業で旺盛な投資家の需要を背景に商品出資金販売額が大きく伸び、30.4%の大幅増収を達成した。為替差損益や持ち分法投資損益が好転したことも利益を押し上げた。
  上期計画の40億円をすでに大幅に上回っており、業績上振れが期待される。

 住友林 <1911> [東証P]  ★1-3月期(1Q)経常は55%増益で着地
 ◆24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比55.4%増の397億円に拡大して着地。米国戸建て住宅の販売を中心に建築・不動産事業が好調だったほか、住宅事業や資源環境事業の伸長も収益拡大につながった。

 中村屋 <2204> [東証S]  ★前期経常を2.3倍上方修正、配当も10円増額
 ◆24年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の4.4億円の黒字→9.9億円の黒字(前の期は0.7億円の赤字)に2.3倍上方修正した。コスト上昇分の価格転嫁や商品規格の見直しに加え、自社工場の平準化生産や商品の絞り込みなどを推進し、採算が大きく改善した。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→60円(前の期は50円)に増額修正した。

 CTS <4345> [東証P]  ★今期経常は6%増で14期連続最高益、2.5円増配へ
 ◆24年3月期の連結経常利益は前の期比2.3%増の27.8億円で着地。続く25年3月期も前期比5.9%増の29.5億円に伸び、14期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は建設業界でICTの活用による生産性向上の取り組みが進められる中、デジタルデータサービス事業の収益拡大が続く。
  併せて、今期の年間配当は前期比2.5円増の25円に増配する方針とした。また、発行済み株式数の2.30%にあたる100万株の自社株を5月15日付で消却する。

 jig.jp <5244> [東証G]  ★前期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も増額
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の16.2億円→18.2億円に12.3%上方修正。増益率が64.3%増→84.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は2月に続き、3回目。イベント効果などでライブ配信事業「ふわっち」の課金ユーザーが増加したことが寄与。ブラウザ決済比率の向上による決済手数料の圧縮も上振れにつながった。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の5.19円→5.71円(前の期は無配)に増額修正した。

 Gキッズ <6189> [東証S]  ★上期経常が2.2倍増益で着地
 ◆24年9月期上期(23年10月-24年3月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の3億3000万円に急拡大して着地。おはようキッズの完全子会社化や利用定員の見直し、人事院勧告改定に伴う公定価格の上昇などで2ケタ増収を達成した。一過性の補助金計上に加え、採用費を削減したことも大幅増益に貢献した。
  通期計画の4億8000万円に対する進捗率は68.8%に達しており、業績上振れが期待される。

 ナブテスコ <6268> [東証P]  ★上期最終を12倍上方修正、通期も増額
 ◆24年12月期上期(1-6月)の連結最終利益を従来予想の2億円→23億円に12倍上方修正。第1四半期に海外事業で為替のプラス効果があったことに加え、費用計上および一部事業で納期のずれが期中内に発生したことなどを織り込んだ。
  併せて、通期の同利益を従来予想の88億円→93億円に5.7%上方修正。減益率が39.5%減→36.1%減に縮小する見通しとなった。

 レーザーテク <6920> [東証P]  ★7-3月期(3Q累計)経常が2.1倍増益で着地
 ◆24年6月期第3四半期累計(23年7月-24年3月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の586億円に急拡大して着地。主要販売先である半導体業界でデバイスメーカーの投資に回復が見られる中、EUVマスク検査装置などの出荷が進み、97.9%の大幅増収を達成した。
  通期計画の670億円に対する進捗率は87.6%に達しており、業績上振れが期待される。

 日ガス <8174> [東証P]  ★今期経常は14%増で3期連続最高益、17.5円増配へ
 ◆24年3月期の連結経常利益は前の期比15.0%増の176億円で着地。続く25年3月期も前期比13.6%増の200億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は暖かさが弱まることで家庭用ガスの販売量が増加するほか、電気事業における利幅拡大や顧客増加も寄与し2ケタ増益を確保する。
  併せて、今期の年間配当は前期比17.5円増の92.5円に増配する方針とした。

 アイエスビー <9702> [東証P]  ★今期経常を6%上方修正、配当も4円増額
 ◆24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比8.6%増の11.3億円に伸びて着地。企業のDX化推進でIT投資需要が高まる中、ビジネスインダストリー分野とエンタープライズ分野で受注が増加したことが寄与。
  併せて、通期の同利益を従来予想の24億円→25.5億円に6.3%上方修正。減益率が14.6%減→9.3%減に縮小する見通しとなった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の42円→46円(前期は42円)に増額修正した。


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