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【市況】<株式トピックス>=日経平均株価、25日線割れも200日線で踏みとどまる

 4日の東京株式市場で、日経平均株価終値は前日比435円42銭安の1万9504円48銭と急落した。一時、同495円安の1万9444円まで売り込まれ、取引時間中では11月16日以来の1万9500円割れとなった。
 欧州中央銀行(ECB)が決めた追加金融緩和策が、市場の期待を下回ったことで、失望感が広がり主力株中心に全面安商状となった。さらに、外国為替市場で円高に拍車が掛かったことや、中国などアジア株市場が総じて軟調推移となり、日経平均株価は後場に入って一段安を強いられた。
 テクニカル面では、日経平均株価終値が25日移動平均線(1万9578円=4日)を割り込んだものの、200日移動平均線(1万9462円=同)は割り込まずになんとか踏みとどまった。
 25日線については、短期間でプラスかい離圏に浮上すれば問題なく上昇トレンドを維持できる可能性も残されている。200日移動平均線は、26週線とともに、長期の相場動向を予測するのに使われ、相場の大勢が上下どちらに向かっているかを判断するのに適しているとされ、できれば割り込まないに越したことはない。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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