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2015年11月26日19時30分

【経済】直撃Q&A「アップル、有機EL採用?!」(2) 秋野充成氏に聞きました!

秋野充成(いちよしアセットマネジメント 執行役員)

 26日の東京株式市場は、日本経済新聞の「米アップルがスマートフォン『iPhone』の表示装置として有機ELパネルを採用する」との報道を受け、有機EL関連株が急伸する一方、液晶関連株が売られた。有機パネルでは日本は韓国勢に大きく出遅れており、国内の電機産業への影響も懸念される。いちよしアセットマネジメント・執行役員の秋野充成氏に、今後の見通しと市場への影響を聞いた。

●秋野充成(いちよしアセットマネジメント 執行役員)

Q1 「iPhone」に有機ELが採用された場合、日本の電機産業への影響は?

 今後、アップルがどこまで有機ELに力を入れるのか、あるいは有機ELが市場シェアをどこまで拡大するかによるところが大きい。報道通りだとしても、まだ不透明な要因は多い。スマホ市場全体への影響では、いまもアップルは高いシェアを誇っているだけに、業界内のシェアが大きく変動するようなことは想定していない。

Q2 液晶関連への打撃は大きいか?

 有機ELが小型分野などを含め、どこまで液晶市場に食い込んでいくかによるだろう。現状では、液晶市場全体に対して、それほど大きな影響はみなくてよいのではないか。ただ、アップルがスマホで有機ELへ採用を決めたのなら、一部メーカーなどには深刻な打撃となる可能性はある。

Q3 メリットを受ける銘柄、デメリット銘柄は?

 この日株価が上昇した企業は有機ELの材料や製造装置関連銘柄などで、期待先行の感も強い。ただ、日東電 <6988> やミネベア <6479> の株価が下落したのは先行き、アップル向けの需要減が出てくる可能性が懸念されているのだろう。シャープ <6753> に関しては、今後有機ELの需要が膨らむとしても数量は、まださほど大きくはないだけに、当面はそう懸念視することはないと思う。


直撃Q&A 「アップル、有機EL採用(1) 鈴木英之氏に聞く」から続く
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