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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):メタップス、NSSOL、三菱自、東エレク

■メタップス <6172>  3,150円  +503 円 (+19.0%) ストップ高   本日終値
 27日に発表した「韓国モバイル広告関連会社を子会社化」が買い材料。韓国でモバイル広告プラットフォームを提供するNextappsの株式を一部取得し、子会社化する。

■東映アニメーション <4816>  5,350円  +645 円 (+13.7%) 一時ストップ高   本日終値
 27日、東映アニメ <4816> [JQ]が16年3月期の連結経常利益を従来予想の43億円→70億円に62.8%上方修正。増益率が8.1%増→76.0%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。「ドラゴンボール」シリーズの関連商品や中国向けの映像配信権などの販売が好調で、版権事業の収益が大きく伸びることが寄与。原価率の改善なども利益を押し上げる。

■NSSOL <2327>  5,930円  +680 円 (+13.0%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 新日鉄住金ソリューションズ<2327>が急伸、年初来高値を更新した。SMBC日興証券は27日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価を4900円から5800円に引き上げた。同社は27日、決算発表を行い16年3月通期の連結営業利益を173億円から206億円に増額修正し、年間配当は85円(従来予想70円)に増額すると発表した。システム開発が好調に推移したことが業績を押し上げている。  同証券では、開発業務の利益率改善やクラウド関連業務の利益貢献の増加で利益成長は続くと予想。16年3月期の連結営業利益は会社予想を上回る209億円、17年3月期は同226億円を見込んでいる。

■チヨダ <8185>  3,905円  +255 円 (+7.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 チヨダ<8185>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が27日付でレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を2650円から3800円に引き上げた。ブランドスニーカーの取り込みによる単体業績の安定や不採算店舗の閉鎖などによる子会社マックハウスの収益体質強化はいずれも順調な進捗が確認されたとし、今16年3月期通期業績を連結営業利益で会社側計画の96億円(前期実績77億5300万円)に対して同証券では従来予想の89億6700万円から96億1900万円へ、来期予想を91億7400万円から108億100万円へ引き上げている。

■三菱自動車工業 <7211>  1,061円  +66 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 27日、三菱自 <7211> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比20.4%減の585億円に落ち込んだものの、従来計画の520億円を上回って着地したことが買い材料視された。主力のアジアでの販売低迷を、北米や中東・アフリカの増加で補い、増収を確保したことが寄与。コスト削減や円安による採算改善も上振れに貢献した。

■東京エレクトロン <8035>  7,189円  +444 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 東京エレクトロン<8035>が急反発。野村証券では、アプライド・マテリアルズとの経営統合白紙撤回の影響は相当程度織り込み済みと指摘。会社側は、16年3月期上期の決算発表で半導体製造装置市場の底打ちに言及、17年3月期に向けて明るい見通しを示したと評価して、16年3月期営業利益を990億円から1100億円(会社計画は1050億円)に上方修正。レーティングを「リデュース」から「ニュートラル」に、目標株価を5943円から6763円に引き上げている。

■コカ・コーラウエスト <2579>  2,474円  +143 円 (+6.1%)  本日終値
 27日、コカウエスト <2579> が決算を発表。15年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比40.9%増の112億円に拡大して着地したことが買い材料。ヘルスケア商品の販売は減少したものの、5月に買収した四国コカ・コーラの業績上積みが収益を大きく押し上げた。コスト削減なども増益に貢献した。通期計画の121億円に対する進捗率は93.3%に達しており、通期上振れが期待した買いが向かった。

■森永乳業 <2264>  539円  +28 円 (+5.5%)  本日終値
 森永乳業<2264>が続急伸。27日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の6000億円から6050億円(前期比1.7%増)へ、営業利益を103億円から127億円(同86.6%増)へ、純利益を50億円から90億円(同2.2倍)へ上方修正しており、これを好感した買いが入っている。上期に粉乳や牛乳類などが好調に推移したことに加えて、一部商品で価格改定とその浸透に努めたほか、販売促進費の効率的な支出や、調達・生産・物流の合理化などのコスト削減に取り組んだことが寄与した。また、固定資産譲渡による特別利益の計上を第3四半期に予定していることも純利益の押し上げに貢献するとしている。

■ニプロ <8086>  1,300円  +64 円 (+5.2%)  本日終値
 27日、ニプロ <8086> が血糖自己測定器を製造販売する子会社ニプロダイアグノスティクスを、中国のシノケアグループに2.7億ドル(約327億円)で売却すると発表したことが買い材料視された。同子会社は2010年に米社から買収したが、同製品を取り巻く環境が北米市場などで厳しくなる中、中国の血糖測定関連メーカーのシノケアグループからの事業譲渡の申し入れを受けた。また、業績への影響については現在精査中で確定次第、公表するとした。

■ファナック <6954>  20,865円  +935 円 (+4.7%)  本日終値
 28日の東京市場で、ファナック<6954>、キーエンス<6861>の工作機械、設備投資関連の値がさ株が大幅高。キーエンスが27日引け後に発表した決算内容が素直に好感されているようだ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では「7月~9月期決算、ポジティブ、経済環境に左右されない強み発揮、還元改善に期待」とリポートをリリース。目標株価8万円と紹介している。このほか、ゴールドマン・サックス証券では「第2四半期想定以上、米州減収の逆風をこなし過去最高益を更新。買い」とリポートで紹介、キーエンスの目標株価は6万円から6万4000円へ引き上げられた。

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