貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

9795 ステップ

東証P
1,979円
前日比
+8
+0.41%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.2 1.20 3.74 28.38
時価総額 330億円
比較される銘柄
早稲アカ, 
学究社, 
リソー教育

銘柄ニュース

戻る
 

ステップ Research Memo(7):新規開校年4~5校の安定成長を継続していく方針


■今後の見通し

4. 中長期的な成長戦略
全国的に少子化が進むなか、神奈川県内においても学齢人口は今後も緩やかに減少傾向が続くと見られている。神奈川県の調査によれば2015年時点の県内の15歳人口は約8.2万人だが、2025年には約7.5万人まで減少するとの見通しとなっている。こうしたなかで、ステップ<9795>は既存校舎での生徒数については維持向上を図りつつ、今後は横浜市や川崎市など未進出エリアの多い地域を中心に校舎数を増やしていくことで、安定成長を続けていく方針となっている。開校ペースは小中学部で年間3~4スクール、高校部では3~4年に1校ペースの安定成長と営業利益率20%台の維持向上を図っていく考えだ。

小中学部においては5月末現在で122スクール体制となっているが、神奈川県全域をカバーするには160スクール程度が必要と見ており、今後10年程度をかけて全域をカバーしていくことになる。特に、横浜市や川崎市は競合する湘南ゼミナールや臨海セミナーと比較すると校舎数も少なく拡大余地は大きい。学習塾激戦区であるだけに、生徒獲得競争も激しいが、前述したように3月に開校したあざみ野や中山スクールでは口コミ情報などをもとに生徒募集活動は順調に進んでおり、今後も同社の学習指導方針や高い合格実績を背景にこれらエリアでシェアを拡大していくことは十分可能と弊社では見ている。なお、湘南ゼミナールについては愛知県への進出を開始し、また、臨海セミナーは千葉県、東京都に続き大阪府へ進出を始めるなど、競合先は他府県への展開に成長の活路を見出そうとしており、同社とは異なった戦略を取っている。

また、高校部では現在の14校体制を将来的には20校まで拡大する予定となっている。少子化による影響を受けるものの、既存校においてはシェア拡大によって生徒数を維持し、進出エリアを拡大することによって生徒数の伸長を図っていく戦略だ。2018年春には1校の開校を予定している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《NB》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均