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9619 イチネンHD

東証P
1,692円
前日比
+1
+0.06%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.1 0.67 3.55 21.35
時価総額 411億円
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イチネンHD Research Memo(5):設備投資により有形固定資産が増加


■業績動向

2. 財務状況とキャッシュ・フロー
イチネンホールディングス<9619>の2017年3月期末の財務状況は、流動資産は41,552百万円(前期末比185百万円減)となったが、主に受取手形・売掛金の減少1,018百万円、リース投資資産の減少117百万円による。固定資産は73,380百万円(同4,675百万円増)となったが、主にオペレーティング・リース取引の契約増加による賃貸資産の増加2,691百万円、ケミカル事業及び機械工具販売事業における物流拠点用土地及び建物等の取得による建物及び構築物の増加1,373百万円、土地の増加358百万円、建設仮勘定の増加428百万円などによる有形固定資産の増加4,966百万円、のれんの減少531百万円、基幹システムの開発等によるソフトウエアの増加267百万円による無形固定資産の減少266百万円などによる。この結果、期末の資産合計は114,981百万円となり前期末比4,498百万円増となった。

一方で流動負債は40,105百万円(前期末比9,926百万円減)となったが、主に短期借入金等(1年内償還予定の社債、1年内返済予定の長期借入金、コマーシャルペーパーを含む)の減少9,159百万円による。固定負債は同11,857百万円増の48,093百万円となったが、主に社債の増加4,637百万円、長期借入金の増加7,297百万円による。この結果、負債合計は88,198百万円となり前期末比で1,931百万円増加した。純資産合計は26,782百万円(同2,567百万円増)となったが、主に親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加3,800百万円、配当金の支払による利益剰余金の減少842百万円、自己株式の取得及び消却による自己株式の減少263百万円等による。

2017年3月期のキャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは2,002百万円の収入となったが、主な収入は税金等調整前当期純利益の計上5,903百万円、減価償却費12,319百万円、主な支出は賃貸資産の純増13,585百万円などによる。投資活動によるキャッシュ・フローは3,351百万円の支出であったが、主に有形及び無形固定資産の取得による支出4,760百万円などによる。財務活動によるキャッシュ・フローは1,400百万円の収入であった。その結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,535百万円(前期末比51百万円増)となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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