フォーバル---23年3月期は2ケタ増収、4グループいずれも増収を達成

フォーバル<8275>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比15.5%増の595.38億円、営業利益が同9.0%減の24.43億円、経常利益が同4.8%減の27.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.6%減の16.79億円となった。

フォーバルビジネスグループについて、売上高は前期比16.8%増の293.75億円、セグメント利益は同21.3%増の19.41億円となった。アイコンサービスやセキュリティ関連が増加したほか、新たに連結に加わったグループ会社の寄与があった。

フォーバルテレコムビジネスグループについて、売上高は前期比14.0%増の242.83億円、セグメント利益は同46.0%減の5.75億円となった。新電力サービスが増加した一方で、ISPサービス等が減少し、電力の仕入価格上昇の影響を受けた。

総合環境コンサルティングビジネスグループについて、売上高は前期比22.3%増の38.18億円、セグメント損失は0.80億円（前年同期は0.62億円の損失）となった。住宅用太陽光発電システム等が増加したが、ライティング事業の原価増の影響等があった。

その他事業グループについて、売上高は前期比5.9%増の20.61億円、セグメント利益は同6.7%減の2.65億円となった。会計システム関連等の増加に加え、前期は利益率の高い大型の開発受託案件があった影響を受けた。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.1%増の620.00億円、営業利益が同22.8%増の30.00億円、経常利益が同10.4%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.1%増の19.00億円を見込んでいる。

《AS》

　提供：フィスコ