貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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8053 住友商事

東証P
3,909円
前日比
+52
+1.35%
PTS
3,925円
23:10 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.6 1.12 3.20 10.26
時価総額 47,810億円
比較される銘柄
三菱商, 
三井物, 
丸紅
決算発表予定日

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ “勝ち馬”トランプ氏に乗れ!


「“勝ち馬”トランプ氏に乗れ!」

●NYダウ最高値に米投資家の貪欲を見る

  NYダウはすでに8月15日につけた高値を更新し、史上最高値に進んだ。

 世界中があって欲しくないと願っている印象があったトランプ氏が次期大統領に選ばれたというのに、このような展開は理解できるだろうか。少なくとも私には理解しにくい。

 トランプ氏がどんなキャラクターなのか、改めて説明する必要はないだろうが、どうしても書きたくなってしまう。傍若無人で下品、女性にだらしがなく、なんでもありの人物。こんなイメージを持たれたとしても誰も否定しないだろう。

 そのため、大統領に選ばれたら株式市場は「史上最も下品な大統領」として失望、暴落も避けられない。私はこう読んだのだが、予想通りの展開になったのは9日の東京市場(919円安)だけだった。翌日から日経平均は急反発、週末も騰勢を保って引けた。

 これはもちろん米国市場が新大統領の誕生を好感したからだ。しかも、歓迎の仕方が尋常ではない。史上最高値の更新だ。

 それを見ながら私が改めて思ったのは、米国投資家の貪欲さだ。マスコミや、良識を持っていると自認する人々からは批判の対象になっても、市場は貪欲に、

 「勝ち馬に乗れ」

 を実行したことになる。選挙で勝ったのはトランプ氏なのだ。「勝ち馬に乗れ」が株式投資の成功鉄則であることを考えると、米国の投資家たちは即座にそれを実行したことになる。

●新大統領の政策に目を移す

 東京市場も早速それを追い始めたのでひとまず安心だが、優れた投資家であるためにはトランプ氏の強烈なキャラクターに対する嫌悪感は脇に置いた方がよい。

 要するに、「勝ち馬に乗る」のが良策であり、今後は新大統領の政策に目を向けたい。現時点で予見できるのは、

(1)強いアメリカの復活を目指す。具体的には経済成長率の上昇に尽力する。

(2)格差是正、雇用拡大のために大規模なインフラ整備を実行する。

(3)金融、医薬品業界に対する規制を緩和する。

(4)不動産業を活発化させるために低金利の継続を望む。

 などになり、米国市場にとってはもちろん、それが巡り巡って東京市場を押し上げると見てよい。

 では、どんな銘柄が魅力的か。住友商事 <8053> 、澁谷工業 <6340> 、横河電機 <6841> 、三菱ガス化学 <4182> 、ニチユ三菱フォークリフト <7105> 、新興銘柄では有機EL製造装置向け部品に強いマルマエ <6264> [東証M]が魅力的だ。

2016年11月11日 記

株探ニュース

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