東エレクは売り買い交錯、米半導体株高も在庫調整リスクを警戒
東京エレクトロン<8035>は前日終値近辺で強弱観を対立させ、売り買いを交錯させている。前日の米国株市場では半導体関連株に投資マネーが流入、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が4.8%高に買われたほか、半導体製造装置トップのアプライド・マテリアルズ<AMAT>も4%を超える上昇をみせた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続伸し中長期波動の分水嶺である75日移動平均線との下方カイ離をほぼ解消した。これを受けて、東京市場でも半導体関連株には追い風が意識されるものの、同社株は前日に5%近い上昇を示していたこともあり、目先筋の利益確定売り圧力も誘発している。株価は6月以降の大幅な調整で値ごろ感はあるものの、世界的な半導体需給が在庫調整局面に入ったとの見方もあり、足もと強弱観が対立している。
出所:MINKABU PRESS
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