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7467 萩原電気HD

東証P
4,245円
前日比
-5
-0.12%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.0 0.89 4.36 358
時価総額 430億円
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決算発表予定日

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萩原電気HD Research Memo(1):自動車業界が売上高の約90%を占める半導体商社。自動化・電子化の恩恵大


■要約

萩原電気ホールディングス<7467>は名古屋を地盤とする半導体、電子部品の商社である。売上高の約90%が自動車業界向けで、トヨタ自動車<7203>グループを主要顧客に持つ。

1. 2018年3月期連結業績(実績)
2018年3月期の連結業績は、売上高が112,249百万円(前期比10.3%増)、営業利益が3,631百万円(同17.1%増)、経常利益が3,587百万円(同17.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が2,540百万円(同15.6%増)となった。主要得意先である自動車関連企業の生産台数が堅調に推移したことに加え、先進運転支援システム関連や安全関連等の需要増があり、前期比で2ケタの増収・増益となった。

2. 2019年3月期の連結業績(予想)
進行中の2019年3月期の連結業績は、売上高119,600百万円(前期比6.5%増)、営業利益3,770百万円(同3.8%増)、経常利益3,680百万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,450百万円(同3.6%減)が見込まれている。引続き人材への投資を行うこと、為替の見通しが不透明であること、EOL(End of Life、製品の終了)に伴う減損が出る可能性があることなどから前期比微増益の予想となっている。しかし主要顧客の足元の生産動向や先進運転支援システムへの展開などを考えれば、この通期予想が上方修正される可能性はありそうだ。

3. 自動車の電子化、各種自動化の恩恵を受け成長余力は高い
同社は単なる商社機能だけでなく、提案力・開発力を生かして企業付加価値を高めている。中長期的にも主要顧客であるトヨタグループのハイブリッド車生産増の恩恵、自動車の各種自動化(自動運転、自動ブレーキ等)の進化、さらには製造現場におけるIoTやM2Mの浸透などにより、さらに大きく成長する可能性を秘めている。

■Key Points
・自動車業界向けが約90%を占める半導体商社。ADASやIoT関連にも展開
・2018年3月期は2ケタ増益達成、2019年3月期は固めの予想で上方修正の可能性も
・中期経営計画の目標は2021年3月期に売上高1,300億円、営業利益43億円、ROE8.5%以上

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《SF》

 提供:フィスコ

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