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7325 アイリック

東証G
725円
前日比
+12
+1.68%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
39.4 1.74 2.07
時価総額 63.1億円
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Bマインド
決算発表予定日

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アイリック Research Memo(5):自社開発システムを活用したワンストップソリューションが強み


■事業概要

5. 特徴・強み
保険販売(訪問型、来店型)は競合の多い市場だが、コンサルティングから契約まで業界唯一のシステムを自社開発して、ワンストップソリューションで展開していることがアイリックコーポレーション<7325>の強み・競合優位性となっている。また、大手保険ショップで唯一FC展開していることも強みである。

「保険IQシステム」をベースとして、「保険IQシステム」を汎用化した「ASシステム」、「保険IQシステム」の簡易版である「AS-BOX」、「スマートOCR」の機能を組み込んだ「証券分析AIアシスト機能」「生命保険証券の自動分析サービス」、保険証券の画像と保障内容を一括管理できるスマートフォンアプリ「保険フォルダ」などを開発・提供し、オンライン保険相談サービスなども行っている。

2021年6月には、いつでもどこでも「保険クリニック」DXプロジェクト第4弾として、スマートフォンで保険証券を撮影するだけで、最短30秒で加入している保障の範囲が一目でわかる「お手軽web保険診断」をリリースした。2022年6月には、企業内代理店・地方公共団体向け保険の最適解ツールとして、保険の「職域ロボアドバイザー」をリリースした。

なお、生命保険募集人がスマートフォンやタブレット等のカメラで撮影した生命保険証券を「スマートOCR」を活用して自動分析する「生命保険証券の自動分析サービス」は、2021年5月に特許を取得(第6887233号)した。


自社開発システムに競合優位性
6. リスク要因
保険販売事業における一般的なリスク要因としては、競合の激化、保険契約の成約率の低下、保険会社による営業政策の変更や保険手数料率の変更、個人情報保護、税務当局による保険商品の税務取り扱いの見直し、法的規制・自主規制などが挙げられる。

市場環境として、保険販売における加入チャネル比率(出所:(公財)生命保険文化センター「2021(令和3)年度生命保険に関する全国実態調査」)では、かつては90%前後を占めていた生命保険営業員からの加入比率が2021年には55.9%まで低下した。一方で保険代理店からの加入比率が2021年には15.3%まで上昇した。同社にとって市場環境は良好と言えるだろう。ただし保険販売の市場は競合が多く、来店型保険サービス市場に対しては他業種からの新規参入が増加している。これに対して同社は、自社開発システムやワンストップソリューションによって競合優位性を維持している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SI》

 提供:フィスコ

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