＜注目銘柄＞＝ＣＭＫ、車載用プリント配線板の需要拡大に期待

　プリント配線基板最大手の日本ＣＭＫ<6958>に注目。同社が５月１２日に発表した１８年３月期の連結業績見通しは、売上高８００億円（前期比６．１％増）、経常利益３７億円（同４０．８％増）と大幅増益を見込んでいる。

　自動車の電装化率の上昇に伴って、車載用プリント配線基板の需要拡大が同社の収益向上の牽引役となりそうだ。電装化率の上昇には、全体のなかでのハイブリッド車・電気自動車の比率の上昇といった内燃機関の変化や、ＡＤＡＳ（先進運転支援システム）の進展・自動運転化の２つの背景がある。これに伴い、プリント配線基板は搭載面積の拡大と付加価値の高い多層化製品ニーズが拡大している。専門メーカーとして技術力に優れた同社にとって、これは大きな追い風となっている。

　株価は４月下旬以降、急ピッチな上昇をみせ６月８日に年初来高値の９７９円をつけた。それ以降一服商状となっていたが、再び上昇志向を強めている。（朱）

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）