安川電は軟調、9~11月期減収減益で業績未達リスクを意識
安川電機<6506>は軟調。前週末12日の取引終了後、24年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算を発表した。売上収益は前年同期比4.1%増の4243億3000万円、最終利益は同6.5%減の347億8800万円だった。受注残の消化が進み、原材料費の高騰を受けた価格転嫁の取り組みが奏功した。半面、前期に発生した退職年金制度の変更や遊休不動産の売却に伴うその他の収益がなくなった影響で、減益となった。9~11月期に関しては売上高が同6%減、最終利益は同22%減と減収・大幅な最終減益となっており、業績の未達リスクが意識されたようだ。9~11月期の受注高は1283億円で、前年同期比18%減。前四半期(6~8月)比では3%増となった。通期の業績予想は据え置いた。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS