＜注目銘柄＞＝ソラスト、積極的なＭ＆Ａにより介護事業の拡大狙う

　医療機関への業務請負・人材派遣を主力とし、在宅サービスを中心とする介護や保育事業も手掛けるソラスト<6197>は、１８年３月期の連結業績を売上高７００億３００万円（前期比７．０％増）、経常利益４０億１５００万円（同１０．７％増）と見込んでいる。積極的なＭ＆Ａ（企業の買収・合併）断行に伴う介護事業の経営規模拡大による成長に期待が寄せられている。

　主力の医療関連受託事業の堅調が全般業績を牽引している。医療関連受託事業は、労働生産性の改善への取り組みからコストダウンが進展しているほか、請負に比較して収益性の高い医療事務の派遣が大幅に伸びたことでセールスミックスが改善し、賃金引き上げなど処遇改善に伴う費用増加を吸収している。

　株価は２０日に、一時２０７７円まで買い進まれて、１日につけた年初来高値２０１９円を２０日ぶりに更新し、上昇局面入りが鮮明となってきた。（朱）

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）