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6194 アトラエ

東証P
424円
前日比
+9
+2.17%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.8 2.04 13.03
時価総額 110億円
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決算発表予定日

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アトラエ Research Memo(8):主力の「Green」の入社人数等の増加により売上高、利益ともに過去最高を記録


■決算動向

(1) 2016年9月期業績

アトラエ<6194>の2016年9月期業績は、売上高が前期比56.7%増の1,312百万円、営業利益は同313.9%増の390百万円、当期純利益は同293.6%増の252百万円と大幅な増収増益を記録し、売上高、各利益ともに過去最高を更新した。

大幅な増収となったのは、「Green」がフォーカスしているインターネット業界においてITエンジニアやWebデザイナーといったIT人材の需要が拡大傾向にあるという良好な事業環境を背景として、求人企業と求職者のマッチング効率向上のためのコンテンツ拡充、ビッグデータ解析によるレコメンド精度の向上、登録者数の増加施策としてのWebマーケティングの強化、新規登録求人企業獲得強化のための施策など、様々な取り組みを行った効果が顕在化したことが要因。この結果、2016年9月期の入社人数は1,416人(前期比42.0%増)、新規登録求人企業数は558社(同47.2%増)となり、成功報酬売上(同48.2%増、同312百万円増加)と初期設定売上(同88.4%増、金額は154百万円増加)がそろって大幅に増加した。

営業費用(売上原価及び販管費合計)は生産性を意識した人員強化と宣伝効率の高い広告投資を行ったことにより、922百万円へ増加した。しかし、その伸び率は営業やキャリアアドバイザーといった人員を抱えないテクノロジー・ドリブンなビジネスモデルが作用し、売上の伸びを下回る24.1%の増加にとどまった。この結果、営業利益は前期比313.9%増の390百万円と大幅増益を確保、営業利益率は29.7%と前期に比べ18.5ポイント上昇した。なお、増益率及び営業利益率が大幅に上昇した要因の1つに、2015年第4四半期(7月?9月)に戦略的なモバイル広告投資49百万円を行ったことにより、営業利益額が49百万円少なくなったことを挙げることができる。この影響を除いた営業増益率は172%、営業利益率改善幅は12.6ポイントとなる。

一方、会社計画(売上高1,266百万円、営業利益341百万円、当期純利益216百万円)対比でも、売上高、各利益ともそれぞれ計画を上回った。これは、初期設定売上が想定よりも上回ったことが主要因。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《YF》

 提供:フィスコ

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