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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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6038 イード

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イード Research Memo(5):自動車産業の大変革時代の到来により急成長が見込まれるMaaS領域にフォーカス


■イード<6038>のiid 5G Mobility戦略

自動車業界で今後、自動運転やEV化の進展、5Gの高速通信サービスの普及によって可能となる様々なモビリティ・スマートサービス(MaaS)の普及が見込まれており、100年に1度の大変革時代が到来すると言われている。特にMaaSの世界市場規模は2020年の1,010億米ドル(約11兆円)から2050年には7兆米ドル(約770兆円)に急拡大すると言われている。

こうしたなか、同社は自動車業界とIT業界において構築している幅広いネットワークを生かして、積極的に事業展開を進めていく「iid 5G Mobility戦略」を打ち出している。なかでもMaaS分野にフォーカスして行く方針で、新サービスを開発する有望なベンチャー企業の発掘、及びマーケティング支援、サービス開発支援などを行っていくほか、資本業務提携も実施していく。将来的には有望なベンチャーをグループ化し、自動車分野における既存アセットとのシナジーを図りながら、MaaS事業として育成し非連続的な成長を目指していく考えだ。

現在までの投資実績としては、2016年に位置情報ログのビッグデータ解析に強みを持つレイ・フロンティア(株)に出資しており、自動車等の移動ログ解析に特化した位置情報ソリューション「モビリティ・フロンティア」を共同開発しており、同社の運営サイトである「e燃費」内で「ドライブログ」機能として提供を開始している。また、2018年1月にはナイル(株)と業務提携を行い、個人向けにマイカー賃貸サービス「カルモ」を開始している。同社は主にマーケティング分野での運営支援を行っている。

同社では2018年8月からMaaS分野にフォーカスしたイベントを毎月開催しながら、ベンチャー企業の発掘を進めていく。出資する場合は1件当たり数百万円?数千万円の規模を想定しており、2019年6月期は複数案件の資本業務提携を実現したい考えだ。MaaS市場の成長ポテンシャルは大きいだけに、今後の動向が注目される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SF》

 提供:フィスコ

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