資生堂<
4911>が一時2.7%安に売られ、4日続落と軟調な展開を余儀なくされている。中国向けにeコマースやインバウンド需要で化粧品需要を取り込む同社は昨年来好調な業績をキープしていたが、足もとはトランプ米政権の対中制裁関税の引き上げで中国景気減速への懸念が再び浮上している。あす14日に同社の19年12月期第1四半期決算発表を控えており、目先利益確定売りとガイダンスリスクを懸念した売り圧力が顕在化しているようだ。時価は25日移動平均線近辺で売り買いを交錯させており、ここを下抜けると見切り売りを誘発することへの警戒感もある。
出所:
みんなの株式(minkabu PRESS)