GMO-AP Research Memo(2):エージェンシー事業とメディア・アドテク事業の2本柱
■事業概要
GMOアドパートナーズ<4784>の事業はエージェンシー事業とメディア・アドテク事業の2つの事業で構成されている。2016年12月期第2四半期累計の構成比で見ると、エージェンシー事業が売上高の70.9%、営業利益の65.7%と過半を占めている。各事業の内容は以下のとおり。
(1)エージェンシー事業
エージェンシー事業は、エージェンシー領域のGMO NIKKO(株)、ソリューション領域のGMOソリューションパートナー(株)、アフィリエイト領域のGMOイノベーターズ(株)の3社で構成されている。同事業の売上高の約8割を占めるGMO NIKKOは、リスティング広告を始めとする運用型広告の販売やコンサルティングに強みを持つ総合ネット広告代理店である。また、GMOソリューションパートナーは企業のWebサイトの集客支援サービスを、GMOイノベーターズではアフィリエイトサービスを主力事業としてそれぞれ展開している。
(2)メディア・アドテク事業
メディア・アドテク事業では、メディア・アドテク領域のGMOアドマーケティング(株)、データテクノロジー領域のJWord、中国領域のGMO Concierge Co. Ltd.(以下、GMOコンシェルジュ)の3社で構成されている。同事業の売上高の約7割を占めるGMOアドマーケティングは、2016年1月に旧GMOアドマーケティングとGMOモバイル(株)、2015年7月にグループ会社化した(株)アドクラウドの3社を経営統合した会社で、アドテクノロジー領域における開発、運用、販売や、メディアセールス事業を展開している。また、JWordでは日本語キーワードサービス「JWord」の運営を、GMOコンシェルジュでは在中邦人向けフリーマガジンの発行や中国進出企業向けのコンサルティングサービスなどを行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ