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4549 栄研化学

東証P
1,984円
前日比
-20
-1.00%
PTS
2,050円
18:34 05/09
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.3 1.50 2.67 2.04
時価総額 765億円
比較される銘柄
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塩野義
決算発表予定日

銘柄ニュース

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■フィスコキャンパス銘柄分析レポートVol(4) 栄研化学<4549>


「フィスコキャンパス銘柄紹介レポート」とは、フィスコ<3807>のアナリストと現役の女子大学生によって組織された「フィスコキャンパス」による毎月発行の共同レポートである。アナリストとディスカッションを重ね、キャンパス一期生となる7名が「フレッシュな感性」をもとに1人1銘柄選んだ、計7銘柄をまとめている。


※2016年11月号より抜粋


紹介銘柄:栄研化学<4549>
キャンパス生:榊原 うみ


「2025年問題で関心高まる生活習慣病の予防と早期診断」


■まずは企業情報から調べていきましょう。

栄研化学<4549>は、「臨床検査事業」、「食品・環境検査事業」の2つを事業ドメインと定めていて、臨床検査事業では、幅広く臨床検査をカバーする製品の研究開発、製造および販売ならびにサービスを展開しています。食品・環境検査事業では、食中毒原因微生物の検査などの食品微生物検査用試薬や作業環境の汚染実態などを把握する環境微生物検査用試薬、そして、各検査に対応する検査用器具・器材の販売を行っています。


■注目されるポイントにあるのは、医療費問題など「2025年問題」となります

国内市場においては、2025年には団塊の世代(1947~49年生まれ)の全員が75歳以上後期の高齢者となります。医療費問題など「2025年問題」を抱えるなかで、生活習慣病の予防と早期診断をはじめ、臨床検査の需要は増すとみられます。また、結核検査キットがWHOの推奨を得たり、大腸がん検査薬を中東地域へ拡大販売させたりするなど、新興国の経済成長に伴って、臨床検査薬の需要が高まるとみられます。


■足元の業績は(17年3月期第2四半期)、国内においては主力製品が好調

国内での主力製品の売上拡大に努めるとともに、海外市場では便潜血検査、免疫血清学的検査、尿検査、遺伝子検査の4つを重点事業分野として、グループ全体でのグローバル化を推進しています。この施策により、海外向けは、便潜血検査用試薬・装置の売上が伸び悩んだものの、尿検査用試薬・装置が伸びており、国内においては主力製品の便潜血検査用試薬や迅速検査キット(イムノキャッチシリーズ)が売上をけん引しています。


■株価動向についてはどうでしょうか

株価につきましては昨年5月安値の1846円辺りを底に順調な上昇が継続しています。長期的に見ますと、2008年10月安値の476円辺りを底に上昇が続いていることになります。直近では10月19日高値3175円をピークに3000円を挟んでの調整が続いてはいますが、決算通過でいったん利益確定とした流れのようです。成長期待が大きいといえるでしょう。



※「フィスコキャンパス」とは、現役の女子大学生によって組織されている。難しいと思われがちな金融・経済の世界を、身近なものに感じていただけるよう、大学生の目線に置き換えて企業や株式市場の情報発信を行うことを目的としている。

《WA》

 提供:フィスコ

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