三洋化成工業---ABS樹脂に高抗ウイルス性を付与する抗ウイルス剤「BARRIATEC」を開発

三洋化成工業<4471>は18日、ABS（アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン）樹脂に、高い抗ウイルス性を付与する抗ウイルス剤「BARRIATEC」を開発したことを発表。

「ARRIATEC」は、新型コロナウイルスを99.75％以上、インフルエンザウイルスを99.99％以上不活性化することが確認できた。高分子タイプの抗ウイルス剤でブリードアウトせず、効果が持続することが期待できる。ABS樹脂に練りこむことができ、樹脂の外観・機械的性質を損なわずに、透明ABSを含む幅広い用途に使用できる。帯電防止性も付与することができ、プラスチックを清潔に保つこともできる。

同社は今後も、人々の健康で安心、安全な暮らしの実現に貢献できるよう、さまざまな機能化学品の研究開発を進めていく。

《SI》

　提供：フィスコ