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4396 システムサポート

東証P
1,852円
前日比
+4
+0.22%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.4 4.15 1.94 40.14
時価総額 192億円
決算発表予定日

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システムサポート Research Memo(5):2023年6月期業績は活発なDX投資を背景に2ケタ増収増益を達成


■業績動向

1. 2023年6月期の業績概要
システムサポート<4396>の2023年6月期の連結業績は、売上高で前期比18.9%増の19,267百万円、営業利益で同21.7%増の1,456百万円、経常利益で同23.1%増の1,465百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同28.5%増の1,009百万円と2ケタ増収増益となり、連続で過去最高業績を更新した。

物価上昇や円安進行により、国内景気の先行き不透明感が強まるなか、企業のDXに対する取り組みは活発で、情報システムのクラウドシフトや新たなクラウドサービスを導入する動きが広がるなど、同社にとっては引き続き良好な市場環境となり、クラウドインテグレーション事業をけん引役に、5つの事業セグメントすべてで増収となった。会社計画に対して6.5%上回ったが、クラウドインテグレーション事業のなかでもリセール収入が円安進展もあって想定以上に伸張したことが主因である。

利益面では、販売構成比の変化や増収効果によって売上原価率が前期の73.2%から72.9%に低下し、売上総利益が前期比20.5%増の5,227百万円となった。人件費や採用費、研修費等の人材関連費用並びに営業経費の増加によって販管費が同20.1%増となり、販管費率は前期の19.4%から19.6%と若干上昇したものの、売上総利益率の改善により営業利益率も前期の7.4%から7.6%に上昇し、過去最高水準を更新した。なお、親会社株主に帰属する当期純利益の増益率が経常利益に対してやや大きくなっているのは、賃上げ促進税制の適用で法人税の負担率が低下したことによる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SI》

 提供:フィスコ

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