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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4337 ぴあ

東証P
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時価総額 486億円
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エムアップ Research Memo(8):NFTマーケットプレイスの提供開始など、今後に向けた取り組みでも大きな成果


■エムアップホールディングス<3661>の主な活動実績

1. 新規サービス「Fanpla事業」の進捗
2022年3月期よりスタートした「Fanpla進化プロジェクト」(Fanpla for ARTIST)※1については、既述のとおり、ファンクラブのプラットフォーム「FanplaKit」、オンラインサロン「Fanpla Rooms」、ファンクラブ向けのオンラインくじ「Fanpla Chance」がそれぞれ順調に立ち上がってきた。特に「FanplaKit」については、アーティストとファンとの新たな接点を創出し、アーティスト自ら収益化できるプラットフォームとしての導入事例が拡大した。これにより、足元業績の伸びに貢献したほか、新規アーティストや新規会員の獲得など、将来に向けた資産の積み上げでも成果をあげることができたと言える。さらに2023年3月期に入ってからは、エンタテインメントに特化したクラウドファンディング「Fanpla Action」、アーティストとファンをつなぐNFTマーケットプレイス「Fanpla Owner」の提供も開始した。このうちNFTマーケットプレイスについては、音楽エンタテインメント領域におけるファンビジネスへのブロックチェーン技術の導入事例と捉えることができる。まずは、希少価値の高いファンアイテム(限定シリアル、FC会員番号※2、1点ものオークション等)において新たな価値感を提示できた。今後も楽曲販売のNFT展開(2022年冬販売)、ライブチケットのブロックチェーン管理(2023年春予定)、ファンクラブと連動したメタバース空間の提供(2023年予定)などを計画しており、実現すれば、仮想空間上でのアーティストとの接点構築やアーティストアイテムの経済圏の創出も視野に入ってくる。

※1 コロナ禍をきっかけとしたアーティストとファンの関わりの変化をはじめ、エンタテインメントのDX化を見据えた新たな価値の創出や、ファンエンゲージメント強化によるアーティスト活動の支援を目的とするプロジェクト。
※2 これまでファンクラブにおいては会員が退会すると失われていた会員番号を、NFT化することでファンが獲得することが可能となった。


2. 「チケットぴあ」とのシステム連携(電子チケット)
2022年8月18日には、ぴあ<4337>が提供するチケット流通・発券プラットフォーム「Cloak」とのシステム連携を発表した。これまでも「チケットぴあ」で販売したチケットを同社の「チケプラ電子チケット」で発券することは可能であったが、今回のシステム連携により両社のスタッフ間での購入者データのやり取りなく発券連携をすることが可能となったため、運用の効率化が図られる。加えて、公演直前まで「チケットぴあ」で販売できるようになったことから、「チケプラ電子チケット」のさらなる利用拡大が期待できる。また、チケプラ発券を採用すると、抽選方式のチケット二次流通「チケプラトレード」も利用することが可能となり、購入者にとっては利便性が格段に高まるとともに、同社及びぴあの双方にとってもチケットトレードの拡大(二次流通市場の創出)に向けてメリットが大きい。同社では、すでに連携している(株)イープラスに加え、業界トップのぴあとの連携を実現したことにより、電子チケット及びチケットトレードでのイニシアティブを発揮していく戦略であり、今後もこのような連携の動きをさらに加速していく考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《NS》

 提供:フィスコ

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