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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3997 トレードワークス

東証S
797円
前日比
-13
-1.60%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
23.9 1.90 2.51 1,327
時価総額 27.4億円
比較される銘柄
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サイオス, 
ソルクシーズ
決算発表予定日

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トレードワークス Research Memo(7):2023年12月期は増収増益を継続する見通し


■今後の見通し

1. 2023年12月期の業績見通し
トレードワークス<3997>の2023年12月期の連結業績は売上高で前期比7.0%増の3,500百万円、営業利益で同6.7%増の340百万円、経常利益で同3.8%増の340百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同9.8%増の220百万円と増収増益が続く見通し。市場環境については、フィンテックによる金融業界への新規参入事業者の増加や、新商品・サービスの開発だけでなく、サイバー攻撃の頻発によるセキュリティ対策並びに働き方改革による業務効率化等も含めた証券会社のシステム強化機運の高まりなどを背景に、主軸となる金融・証券業界のIT投資は拡大基調が続くと見ている。こうした環境下で引き続き金融ソリューション事業が業績をけん引していくものと予想される。

2023年12月期は、前期と変わらず以下の4点の重点施策に継続して取り組んでいく。
・主軸事業である金融ソリューション事業では、既存顧客との取引深耕や新規顧客の獲得により、証券インターネット取引システム領域でのシェア拡大を図る
・新規事業については、事業者との資本・業務提携の関係強化により収益化に向けた事業基盤の構築を推進する
・AI、IoT技術の利用や、フィンテックによる新しいサービスの開発に取り組む
・働き方改革、人材不足解消など、生産性向上をテーマとした高需要領域への進出を図る

人材採用についてはエンジニアを中心に、単体ベースで35名(新卒2名、あじょからの出向9名含む)、子会社のあじょで15名(新卒15名、うち9名は同社に出向)を計画している。あじょについては専門学校とのコネクションが出来ており、安定して新卒者を確保できることが強みとなっており、同社にとってエンジニアのリソース不足解消に役立っている。エンジニアは前期末比の124名から中期目標の2026年12月期には210名まで増員する計画となっており、引き続き優秀な人材を積極的に採用する方針だ。

事業別の売上見通しについては、すべての事業で増収を見込んでいるが、特にデジタルコマース事業については「AZLM」を中心としたEC流通額の拡大に伴うレベニューシェアの増加等により、前期比2倍増の成長を目指している。金融ソリューション事業では、ニーズの強い証券インターネット米国株式取引システムを中心に既存顧客との取引深耕並びに新規顧客の開拓を推進し、増収を計画している。FXシステム事業については、「TRAdING STUDIO」LIONチャートPlus+機能強化版(PC版)のサービス提供開始により、前期比10%前後の増収を見込む。セキュリティ診断事業では引き続き手動診断サービスの受注獲得に注力し、ソフトウエア受託開発及びITコンシェルジュサービス事業においては販売支援サービスを中心に増収を目指す。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《SI》

 提供:フィスコ

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