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サイバーコム---3Q増収・2ケタ増益、ソフトウェア開発事業・サービス事業ともに堅調に推移


サイバーコム<3852>は8日、2022年12月期第3四半期(22年1月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比8.5%増の123.94億円、営業利益が同15.4%増の9.83億円、経常利益が同14.8%増の9.96億円、四半期純利益が同14.9%増の6.86億円となった。

同社は自社プロダクトである「楽々セキュアコネクト」を活用した独自のリモート環境を軸にニューノーマルな働き方を実現しながら営業活動を強化し、新規顧客の獲得や需要拡大が見込まれる成長分野に向けた積極的な提案活動を進めるとともに、技術者による現場営業も強化しながら既存顧客を中心としたリピートオーダーの確保と新たなニーズの掘り起こしも行ってきた。また、AWS(Amazon Web Services)を始めとしたクラウド対応力強化に向けた専門特化組織の新設や、高度最先端技術の教育強化など、さらなる技術領域拡大に向け取り組んできた。さらに、2022年2月には、顧客が必要とするITソリューションをワンストップで提供する新サービス「Cyber Solution Plusシリーズ」の販売を開始するとともに、2022年3月には顧客の要望を受け従来の自社商品より高精度で人やモノの位置情報を把握できる「Cyber Position Navi Plus」を販売開始し好評となっている。

主力のソフトウェア開発事業の売上高は前年同期比8.8%増の97.78億円、営業利益は同19.7%増の16.63億円となった。通信ソフトウェア開発の一部作業案件が一巡したことによる反動減があるものの、制御ソフトウェア開発においてはプリンタ用ドライバ開発、車載ソフトウェア開発案件等の作業規模拡大により好調に推移している。また、業務ソフトウェア開発については、金融系システム、公共系システム、流通系システム等の作業規模拡大により好調に推移した。

サービス事業の売上高は同7.6%増の25.96億円、営業利益は同15.0%増の3.80億円となった。SIサービス(構築・保守・運用・評価検証サービス)においては、社会インフラ及び金融系を中心とした仮想化、クラウドへの移行案件やネットワーク構築案件が堅調に推移しており、第5世代移動通信(5G)の基地局検証案件については好調に推移した。自社プロダクトである「Cyber Smart」シリーズ製品(Cyber IP-PBX、Cyber CTI、Cyber Phone)については、年間保守、クラウド使用料等により堅調に推移した。

2022年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比5.0%増の163.00億円、営業利益が同4.8%増の10.00億円、経常利益が同1.1%減の10.20億円、当期純利益が同0.7%減の7.00億円とする期初計画を据え置いている。

《TY》

 提供:フィスコ

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