ODK Research Memo(7):主力業務の拡大と新規事業進出がプラス寄与し業績は本格的な拡大トレンドへ
■今後の見通し
4. 2018年3月期連結会社計画の概要
ODKソリューションズ<3839>の2018年3月期通期の連結業績予想については、売上高で前期比13.6%増の4,900百万円、営業利益で同16.9%増の190百万円、経常利益で同9.0%増の200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同15.4%増の140百万円と増収増益の計画になっている。
引続き、主力である学校法人向け及び証券会社向けサービスの拡大に注力し、特にUCARO及びマイナンバー関連サービスの拡販に努めるとしている。また、新事業領域として、ファルコグループとの医療システム開発への参画やリアルグローブとのAIサービスの提供等アライアンスを活用した進出を行っていく。
増収増益になる要因は、前期と同様に成長のための投資負担が減益要因として働くものの、1)教育業務で入試アウトソーシング、Web出願システム等の受注増やUCAROの拡販等が寄与する、2)証券・ほふり業務でマイナンバー関連の管理システム、事務代行の拡販等が寄与する、3)ファルコバイオシステムズの臨床検査システムの運用業務受託が年間を通じて寄与する等を挙げることができる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)
《NB》
提供:フィスコ