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3826 システムインテグレータ

東証S
367円
前日比
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時価総額 40.7億円
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システムインテグレータ---1Q増収・大幅な増益、Object Browser事業・ERP事業が順調に推移


システムインテグレータ<3826>は14日、2024年2月期第1四半期(23年3月-5月)決算を発表した。売上高が前年同期比7.5%増の11.12億円、営業利益が0.49億円(前年同期は0.02億円の利益)、経常利益が0.49億円(同0.03億円の利益)、四半期純利益が0.99億円(同0.00億円の利益)となった。

Object Browser事業の売上高は前年同期比12.4%増の1.85億円、セグメント利益は同37.8%増0.87億円となった。「Object Browser」のライセンス出荷数が前年同期比13%弱の増加、「OBPM Neo」の契約ユーザーライセンス数が前年度末比3%強の増加となった。通期目標の達成のために既存顧客の解約を減らし、新規顧客の早期獲得を目指すとしている。

E-Commerce事業の売上高は同10.8%減の2.02億円、セグメント利益は同30.0%減の0.49億円となった。前年度から事業化した「Adobe Commerce」の初案件が進捗しているものの、アフターコロナでオンライン販売に向いていた投資がリアル店舗販売に分散している状況もあり、減収減益となった。競争力向上のため、開発手法及びテスト手法の見直し、顧客ニーズを満たすソリューションとの連携強化に取り組むとしている。

ERP事業の売上高は同14.7%増の7.05億円、セグメント利益は同178.4%増の1.37億円となった。新規顧客からの引き合いは堅調に推移しており、受注状況も当年度期初に策定した受注計画に基づき推移している。また、既存顧客に対するインボイス制度の提案活動を進めるとともに、同社提供ソリューションに適合する業種の新規案件受注活動に注力した結果、増収増益となった。引き合い及び提案件数は増えているが、今後は受注率を高め効率的な営業活動を行っていくとしている。

AI事業について、当第1四半期に実施予定の検証作業が延期となった結果、売上高は同49.0%減の0.08億円、セグメント損失は0.08億円(前年同期は0.06億円の損失)となった。外観検査のAIによる実現可能性を訴求し目標達成に必要十分な案件数を確保していくとしている。

インキュベーションその他の売上高は同5.1%減の0.10億円、セグメント損失は0.18億円(同0.20億円の損失)となった。「TOPSIC」は、新規契約獲得数が順調に推移している一方、既存顧客の解約が数件発生した。「IDEA GARDEN」は、「ChatGPT」を提供する「OpenAI社」のAI技術を積極的に採用し、イノベーション志向の顧客から引き合いを受けている。引き続き、新規顧客開拓及びカスタマーサクセス体制の強化に取り組んでいくとしている。

2024年2月期通期の業績予想については、売上高が前期比11.5%増の50.00億円、営業利益が同3.6%減の3.92億円、経常利益が同4.4%減の3.98億円、当期純利益が同20.0%増の3.36億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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