ロックオン Research Memo(4):2017年9月期通期は増収減益。マーケティングPF事業は順調に成長
■業績動向
1. 2017年9月期通期の業績概要
ロックオン<3690>の2017年9月期通期の売上高は1,719百万円(前期比6.6%増)、営業利益92百万円(同62.6%減)、経常利益106百万円(同57.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益72百万円(同56.8%減)となり増収減益となった。計画比では、売上高は計画値の上限である1,700百万円を超え、営業利益でも上限である100百万円に近い着地となった。
売上高に関しては、主力のマーケティングPF事業が16.8%増と順調に伸び、EC受託開発業務の移管を進めた商流PF事業の減収を補った。スマートフォン広告の拡大、動画広告の拡大、アドテクノロジーの進化などを要因にインターネット広告市場が拡大しており、市場環境は良好である。マーケティング&セールスへの積極投資が奏功したことで主力サービス「アドエビス」のアカウント数が順調に増加した。また、顧客単価に関しても増加した。営業利益に関しては、マーケティングPF事業の売上増はあったものの、販売・管理人員及び開発人員の増加及び商流PF事業の売上減などの影響が大きく減益となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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提供:フィスコ