貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 空前の米経済対策が株式市場を救う!


「空前の米経済対策が株式市場を救う!」

●目先底打ちも、V字回復を待ち受ける戻り売り

  新型コロナウイルスの拡大懸念により、東京市場は2月高値から急落。日経平均株価は1万6358円まで売られ、その間の下落率は31%に達した。

 ほぼ同期間のNYダウ平均の下落率は38%だったので、意外にも東京市場の下げは米国市場ほどではなかったことになる。 NASDAQの下落率も紹介しておくと、こちらは32%で日経平均とほぼ同じになった。では、個別銘柄はどうか。

 トヨタ自動車 <7203> を見てみよう。26%の下落だった。この株も下げはしたのだが、その下げは市場全体の中では抑制されたものになったことになる。

 こんなふうに銘柄ごとに見ていくとキリがない、以上は各市場が安値をつけた3月19~23日頃までのこと。いまでは日経平均はもちろん、NYダウ、NASDAQはもちろん、トヨタもかなり戻している。もちろん、問題は今後も回復が続くのかになる。

 通常、日経平均に限らず指標が急落から回復に転じ、それが現在のようにV字型になった場合、それは長続きしない。大抵は間もなく戻り待ちの売りに押されて下げてしまう。これは投資家心理からも当然の動きになる。誰だって市場が簡単にどんどん戻るなどとは思っていないからだ。そのため、少し戻るとここで逃げなくては、となる。

 いまはそんな売りが出やすい状況であり、目先そうなる確率は高いものの、3月13日から23日にかけて東証1部の場合、27~30億株超の大商いを演じており、19日安値の1万6358円で目先の底を打った可能性が非常に高いと見てよい。

●米国は大胆対策で経済失速食い止めへ

 欧州に続き米国で新型コロナウイルスが猛威をふるいつつある中で、株式市場が回復に転じることには違和感があるかもしれない。しかし、米国は経済の崩壊を防ぐべく、FRBと議会が協力して途方もない規模の対策を実行している。FRBは金利を引き下げただけではなく、市場に無制限に資金を提供するとして、26日には実に一日で11兆円もの資金供給を実施したほどだ。

 米国政府と議会は220兆円の経済対策の実施を決めている。220兆円とは日本では信じられないほど巨額だ。資金が多ければ新型コロナウイルスの感染拡大を止められるわけではないが、なければ経済が被るダメージは深刻なものとなる。

 つまり、米国の大胆な新型コロナ対策が株式市場をも救うことになる。こう見てよく、ここからは次のような銘柄に注目だ。

 まずは旭化成 <3407> だ。世界的に人工呼吸器が足りなくなっているが、この会社の米国子会社が米国で製造している。米国では今後、数万台が必要とされるため、株も期待が持てる。

 他社では、日本光電工業 <6849> 、フクダ電子 <6960> [JQ]も手掛けている。そして周辺銘柄としては、人工呼吸器用酸素に強いエア・ウォーター <4088> があり、いずれも期待が持てる。

 最近、テレビで盛んにCMを見かけるようになったのが、アイカ工業 <4206> の抗ウイルス壁面材。今後導入する家屋が多くなると見てよく、同社株も見逃せない。

 東京オリンピックは1年ほど延期されることになったわけだが、それでメリットを受ける企業はどこか。私は電通グループ <4324> とみる。企業は、今夏以降もオリンピック関連のCMを流し続けることになるからだ。

 時間をかける投資なら、東京や周辺県の外出自粛要請による営業休止の影響が甚大な高島屋 <8233> でよい。

2020年3月27日 記

日経平均