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3179 シュッピン

東証P
1,390円
前日比
+156
+12.64%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.4 3.63 2.88 6.58
時価総額 323億円
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シュッピン---22年3月期は過去最高の売上高、営業利益を更新、カメラ事業及び時計事業が大幅に伸長


シュッピン<3179>は11日、2022年3月期決算を発表した。売上高が前期比28.0%増の434.53億円、営業利益が同94.7%増の31.40億円、経常利益が同96.3%増の31.87億円、当期純利益が同106.8%増の22.07億円となった。

カメラ事業の売上高は前期比16.2%増の279.04億円、セグメント利益は同35.7%増の31.54億円となった。顧客との取引機会の増大を図るとともに、売上促進に繋げるための新たな仕組みとして「AIコンテンツレコメンド」を導入した。また、同社が運営するフォトシェアリングサイトは当事業年度半ばには写真投稿累計枚数が20万枚を突破、LINE公式アカウントの友だち登録数が順調に増加している。さらに、カメラメーカー各社からの注目の新製品の発売もあったことで、EC売上高は大きく伸長、店舗でも回復傾向が現れてきている。
時計事業の売上高は前期比65.5%増の143.64億円、セグメント利益は同216.2%増の11.29億円となった。前事業年度から取り組んでいる戦略的商品ラインナップの拡充として、人気ブランド「ROLEX」の買取強化による国内最大級の在庫量とECサイトでの圧倒的な品揃えに注力することでEC売上、店舗売上ともに大きな伸びとなった。あわせて、店舗では短期滞在の外国人や一時帰国の日本人によるインバウンド需要の回復が顕著であり、売上高増加に寄与している。また、腕時計専門店「GMT」としての開業15周年を記念した大々的なイベントによる集客、レディース腕時計専門店「BRILLER」ではSNSを中心とした情報発信によって認知度も高まっている。
筆記具事業の売上高は前期比4.1%減の3.91億円、セグメント利益は0.05億円(前期は0.30億円の損失)となった。メーカーとの協業によるオリジナル商品の企画・販売は継続実施し、「KINGDOM NOTE」でしか手に入らないアイテム数を増量させることで競合他店との差別化を図ったことや、移転リニューアル1周年記念セール等のイベントも実施してきた。一方で、緊急事態宣言発出の中、生産性の一時的低下と世界的なウイルス感染症拡大による海外ブランド万年筆の生産及び国内入荷量の減少も影響した。
自転車事業の売上高は前期比6.5%減の7.92億円、セグメント利益は同1.0%増の0.40億円となった。スマホアプリによる日常的な情報発信や自転車専門サイトでの広告宣伝と商品仕入は継続的に注力し品揃えを充実させてきた。一方で自転車市場は、ウイルス感染防止対策のために生活の中での移動手段として自転車の活用機会が増えたこと、また、運動不足解消を目的とした健康志向の高まりから、自転車自体の必要性が強く認識されてきたが、その需要の拡大は一巡した。

2023年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比11.1%増の482.59億円、営業利益が同11.6%増の35.06億円、経常利益が同9.1%増の34.76億円、当期純利益が同8.6%増の23.98億円を見込んでいる。
この業績予想は、2021年5月7日に策定した2022年3月期を初年度とする中期経営計画における数値目標に比べると、売上高で12.9%、営業利益で63.4%、経常利益で63.8%、当期純利益で66.1%、それぞれ上回っており、特に各利益は大幅な変更となっている。

《SI》

 提供:フィスコ

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