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2146 UTグループ

東証P
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UTグループ Research Memo(5):好業績を反映し、自己資本比率はじめ経営各指標が改善、財務状況は良好


■業績動向

2. 財務状況と経営指標
UTグループ<2146>の2018年3月末の総資産は前期末比6,565百万円増加し29,710百万円となった。内訳を見ると、流動資産は前期末に比べ6,299百万円増加した。これは、現金及び預金が3,509百万円、売上債権が2,367百万円増加したためだ。また、固定資産は同270百万円増加した。これは、2018年3月期において、新規子会社化を1社行いのれんが増加したことによる。

一方、負債は20,762百万円となり前期末に比べ3,353百万円増加した。主な要因は、未払費用・未払消費税・預り金など事業拡大に伴う流動負債の増加が多くを占める他、有利子負債(短期及び長期借入金、リース債務)については、224百万円増加した。また、純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益計上等により利益剰余金が2,936百万円増加したことなどから、同3,212百万円増加し8,947百万円となった。

キャッシュ・フローの状況について見ると、2018年3月期末の現金及び現金同等物は11,979百万円となり、前期末に比べ3,509百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フローは4,942百万円の収入となった。法人税等の支払額 1,290百万円、売上債権の増加額2,291百万円が計上されたが、税金等調整前当期純利益5,385百万円が計上されたためである。投資活動によるキャッシュ・フローは975百万円の支出となった。これは、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出471百万円、固定資産(有形・無形)取得による支出371百万円が計上されたためだ。また、財務活動によるキャッシュ・フローは519百万円の支出となった。これは、長期借入れによる収入2,200百万円が計上されたものの、長期借入金の返済による支出2,021百万円、自己株式の取得による支出609百万円及び社債の償還による支出350百万円などが計上されたためだ。

経営指標を見ると、安全性を表す指標は、自己資本比率・流動比率・有利子負債比率のいずれも前期比改善するなど、業績拡大に伴いバランスシートの構成の変化を反映しているものと考える。収益性を表す指標についても、営業利益率はじめいずれの指標も改善しており、財務状況は良好である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)

《MH》

 提供:フィスコ

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