1959 九電工 東証1 15:00
2,939円
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業績: 今期予想
建設業
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2016年07月24日09時30分

【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 円高抑制なら1万7600円も視野に!


「円高抑制なら1万7600円も視野に!」

●NYは過熱感なきサマーラリー

 1万6938円。日経平均株価は7月21日、ここまで上がって22日に反落した。つまり1万7000円の大台にあと一歩まで迫ったことになる。

 このような場合、大台に届かぬままに失速してしまう。こんなことがないこともない。しかし、今回はそれはないと見てよい。東京市場の攪乱要因となりがちな、海外情勢が落ち着きを取り戻しつつあるからだ。

 もちろん手放しの楽観などは許されず、なおEUからは目を離せない。しかし、忘れてならないのは、現在の東京市場は米国経済を見て動いている。この点だ。

 目下、米国市場では日々4-6期決算の発表が相次いでいるが、それらのほとんどは増収増益をキープしており、これまで案じられていたようなEU金融危機や中国経済の失速懸念などの影響はゼロではないものの、軽微に済んでいることが明かになった。

 その結果、このところNYダウは年初来高値どころか、史上最高値の更新を続けていて、正直その強さには唖然とする他ない。

 かといって、過熱感があるわけではない。ほどほどのサマーラリー。こんな日々であり、米国の知人投資家に電話すると、羨ましくなるくらい弾んだ声が聞こえてくる。そして、「日本株はどうなんだい?」こう聞かれるのが苦しい。「こちらも頑張っているよ」とお茶を濁すような返事をするしかないからだ。

●政策期待で建設株に注目!

 ただ、こんな状況を嘆いてばかりもいられない。米国市場と比べると格段の差が着いてしまっているものの、東京市場だって、私の答えの通り、最近結構健闘しているからだ。前述したように日経平均は1万7000円まであと一歩のところまで上がって来ているし、4月25日につけた1万7613円の高値も見えて来ているからだ。

 これを抜くのに必要なのは、対ドルでの円の一方的な上昇が抑えられること。円が105円前後で推移してくれるなら年初来高値の更新は十分可能だ。

 では、円は対ドルで105円前後で推移してくれるのか。一時的にはまた100円を目指すこともあろうが、基調は現在水準で保ち合う可能性が高い。

 根拠として上げられるのは、米国経済が堅調に推移し、緩やかな成長が続いていること。そして欧州情勢の落ち着きだ。

 これら海外情勢に加えてもう一つ忘れてならないのが、政府が打ち出す経済対策は10兆円どころか、20兆円、いや、それ以上の30兆円規模に膨らむとの報道もあることだ。

 まさか30兆円は、と俄かには信じ難いが、伊勢志摩サミットで世界主要6ヵ国の首脳を前に、「世界経済はリーマン・ショック前の状況に似ている。財政出動が必要」と力説した安倍首相だ。30兆円はさすがに無理でも、20兆円は超える可能性がある。

 財源不測であり、赤字国債の発行は見送られるだろうが、建設国債は発行するだろう。となると、それは円安要因。円をどんどん引き下げるまでは行かないものの、上がりにくくする効果はある。

 以上のような観点から、今はまず震災からの復興需要が見込める九電工 <1959> をはじめ、日特建設 <1929> 、若築建設 <1888> 、旭化成 <3407> 、TOTO <5332> などが魅力的だ。

 公共投資とは直接関係ないが、医療用不織布に強いホギメディカル <3593> のように、好不況の影響を受けにくい製品を製造販売している会社の株も押し目は見逃さないようにしたい。医療用不織布は消耗品。手術のたびに消費されるため需要が継続、経営の安定につながる。

2016年7月22日 記


株探ニュース

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