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【↓】日経平均 大引け| 5日ぶり反落、中国の景気減速懸念で売り優勢 (5月30日)


日経平均株価
始値  31057.09
高値  31142.78(10:28)
安値  30785.98(14:10)
大引け 30887.88(前日比 -440.28 、 -1.41% )

売買高  25億8648万株 (東証プライム概算)
売買代金  6兆9552億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は5日ぶりに反落、440円強の大幅な下げ
 2.欧州株全面安でNYダウも軟調、全般利食い圧力強まる
 3.中国の景気減速懸念、アジア株が全面安で下げを助長
 4.円高もネガティブ材料視、値下がり銘柄が86%占める
 5.売買代金7兆円近くに膨らむ、プライム再編後では最高

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末と比べ50ドル安と反落した。債務上限合意案の議会承認に一部で慎重な見方が広がり売りが優勢となった。

 東京市場では、広範囲に売りがかさみ日経平均株価は400円を超える大幅安。中国景気の減速を嫌気して利食い急ぎの動きが加速した。

 31日の東京市場は、主力株をはじめ幅広い銘柄に利益確定の売りが顕在化し、先物を絡め日経平均は大きく下値を探る展開に。前日の欧州株市場が全面安に売られたほか、米国株市場でも債務上限問題の採決を警戒して、NYダウが反落するなどリスク回避ムードが強まった。また、取引時間中に発表された中国の経済指標を受け景気の減速懸念が嫌気され、アジア株が全面安商状に売られたことも投資家心理を冷やした。外国為替市場で円高に振れたことは、輸出株やインバウンド関連を中心にネガティブに作用した。なお、主要株価指数の構成銘柄入れ替えに伴う売買が活発化し、売買代金は7兆円近くに膨らんだ。これはプライム市場再編後では過去最大。値下がり銘柄数は全体の86%を占めている。

 個別では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>など半導体関連が軒並み安く、キーエンス<6861>も下落。三菱商事<8058>、三井物産<8031>など総合商社が大きく売り込まれた。オリエンタルランド<4661>が安く、武田薬品工業<4502>も軟調。サンケン電気<6707>は大幅安となり、セグエグループ<3968>は値下がり率トップとなった。芝浦メカトロニクス<6590>の下げも目立つ。
 半面、ルネサスエレクトロニクス<6723>が高く、HOYA<7741>も堅調な値動きを示した。東京海上ホールディングス<8766>が高く、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も買いが優勢だった。アステリア<3853>が急騰、HEROZ<4382>、ACCESS<4813>なども値を飛ばした。モバイルファクトリー<3912>も物色人気。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は京セラ <6971>、塩野義 <4507>、HOYA <7741>、東京海上 <8766>、アサヒ <2502>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約32円。うち17円は京セラ1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、信越化 <4063>、KDDI <9433>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約148円。

 東証33業種のうち上昇は保険業、空運業の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)銀行業、(2)食料品、(3)精密機器、(4)その他金融業、(5)不動産業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)卸売業、(2)鉄鋼、(3)鉱業、(4)石油石炭製品、(5)非鉄金属。

■個別材料株

△NJS <2325> [東証P]
 株主優待制度を導入へ。
△ADWG <2982> [東証P]
 第2四半期フォーキャストを好感。
△自重堂 <3597> [東証S]
 23年6月期配当予想を増額修正。
△アステリア <3853> [東証P]
 ステーブルコイン解禁控え思惑買い。
△モバファク <3912> [東証P]
 「NauNau」を運営するSuishowを子会社化へ。
△HEROZ <4382> [東証P]
 「次世代型コンタクトセンター」プロジェクトを始動。
△ダントーHD <5337> [東証S]
 連結子会社の第三者割当増資を材料視。
△トラースOP <6696> [東証G]
 AI電力削減ソリューションの共同実証実験で27.3%の電力削減達成。
△日野自 <7205> [東証P]
 三菱ふそうとの経営統合をサプライズ視。
△ジオコード <7357> [東証S]
 ラクス <3923> [東証P]との協業を開始。

▼INPEX <1605> [東証P]
 WTI価格の急反落を警戒。
▼日本製鉄 <5401> [東証P]
 中国景気と鋼材市況の先行き懸念が鉄鋼株の重荷。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アステリア <3853>、(2)日野自 <7205>、(3)ADWG <2982>、(4)HEROZ <4382>、(5)ACCESS <4813>、(6)サンアスタ <4053>、(7)NJS <2325>、(8)モバファク <3912>、(9)GMO-PG <3769>、(10)エイベックス <7860>。
 値下がり率上位10傑は(1)セグエG <3968>、(2)サンケン <6707>、(3)エムアップ <3661>、(4)Dmミックス <7354>、(5)PHCHD <6523>、(6)新東工 <6339>、(7)丸紅 <8002>、(8)芝浦 <6590>、(9)TBK <7277>、(10)三菱商 <8058>。

【大引け】

 日経平均は前日比440.28円(1.41%)安の3万0887.88円。TOPIXは前日比28.59(1.32%)安の2130.63。出来高は概算で25億8648万株。東証プライムの値上がり銘柄数は230、値下がり銘柄数は1571となった。東証マザーズ指数は748.06ポイント(0.45ポイント高)。

[2023年5月31日]


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