貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2733 あらた

東証P
3,170円
前日比
-25
-0.78%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.6 0.94 3.22 8.27
時価総額 1,143億円
比較される銘柄
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今週の「妙味株」一本釣り! ─ あらた


●あらた <2733>  【目標株価】4000円(13日終値3095円)

「『103万円の壁』引き上げ効果に注目」

 あらた <2733> [東証P]の株価はボトムアウトに向かいつつあるが、マクロ環境を踏まえると一段の水準訂正が見込めそうだ。日用品卸で国内トップ級の同社は、約1200社の取引先から仕入れた商品をドラッグストアホームセンター総合スーパー(GMS)などに供給。取扱アイテム数は約10万点に上る。25年3月期は売上高が前期比2.6%増の9690億円、経常利益は同8.2%増の166億円を計画。前期に続き過去最高益の更新を見込み、成長軌道をまい進している。

 所得税の非課税枠である「103万円の壁」の引き上げによる手取り収入の増加は、個人消費の下支え効果をもたらすと予想されている。一方で、現役世代は社会保障負担が重くのしかかっており、バブル期のような高額消費の活発化は見込みにくい。化粧品の購入といった「プチ贅沢」とともに、インフレ環境の長期化を背景に生活必需品などを買いだめしようとする姿勢が強まることが想定される。その場合は、あらたのビジネスにとってプラス効果をもたらすこととなる。

 9月中間期の経常利益の進捗率は例年とほぼ同水準となった半面、7~9月期自体は減益だったこともあり、株価は大きく下押しした。それでも3000円近辺まで調整すると、押し目買い需要が顕在化することとなった。成長性を踏まえると、200日移動平均線を下回って推移する足もとの株価はなお割安な水準とみることも可能だ。


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