ダウ平均は続落 米雇用統計は今月の利下げ期待を後押し=米国株序盤
NY株式6日(NY時間13:06)(日本時間03:06)
ダウ平均 44677.44(-88.27 -0.20%)
ナスダック 19832.00(+131.28 +0.67%)
CME日経平均先物 39280(大証終比:+250 +0.64%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。取引開始前に発表になった11月の米雇用統計を受けて、米株式市場は買い先行で始まった。ただ、IT・ハイテク株は買いが続いているものの、その他のセクターには戻り売りも出て、ダウ平均は下げに転じている。ただ、下押す動きまでは出ていない。
米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が22.7万人増と、ノイズが大きかった前回からは大幅に反転した。ただ、概ね想定範囲内であったことや、FRBがより気にしているとされる失業率が4.2%に上昇している。
今回の結果から、12月FOMCでの0.25%ポイントの利下げ期待は後押しされているが、来年以降についてはなお確証が掴めないといったところのようだ。市場では、来年の早い段階で利下げが一旦停止されるとの見方も出ている。CMEのフェドウォッチでは88%の確率で0.25%ポイントの利下げを織り込んでいるが、1月については据え置きの可能性を高めている。
パウエルFRB議長が今週の講演で「米経済は慎重に利下げを行うのに十分なほど堅調だ」と述べていたが、今回の米雇用統計はそれを裏付ける内容ではあった。
HPエンタープライズ<HPE>が決算を受け大幅高。AI関連で注目されているサーバー部門は、予想こそ下回ったものの32%の増収となったほか、ほぼ予想と一致したものの、AIサーバーの売上は15億ドルとなった。
ヨガウエアのルルレモン・アスレティカ<LULU>が決算を受け上昇。既存店売上高が米州は予想以上の減収だったものの、中国を始め海外は好調だった。
美容製品販売のアルタ・ビューティ<ULTA>が決算を受け上昇。既存店売上高が予想外の増収となったほか、通期のガイダンスでも既存店売上高を始め、全体的に上方修正した。今回の決算は上半期からの好転を示唆した。
ソフトウエア開発のサムサーラ<IOT>が決算を受け下落。1株利益、売上高とも予想を上回り、通期のガイダンスも上方修正した。好調な決算ではあったものの、事前の投資家の期待値が高く物足りなかったようだ。
電子署名のドキュサイン<DOCU>が決算を受け大幅高。通期のビリングの見通しを上方修正した。
作業管理システムのアサナ<ASAN>が決算を受け急伸。第4四半期、通期とも予想を上回る売上高見通しを示した。今回の決算は業績安定の兆しを示しているとの評価も出ている。
ソフトウェア開発のギットラボ<GTLB>が決算を受け上昇。通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正した。同社はまた、ステープルズ氏を新CEOに指名する人事も発表。
サイバーセキュリティのルーブリック<RBRK>が決算を受け大幅高。通期の売上高見通しを上方修正した。パブリッククラウド、SaaS、データセキュリティが業績を牽引した。
特殊車両を手掛けるオシュコシュ<OSK>が下落。トランプ氏の政権移行チームが、電気自動車(EV)を対象とした一連の大統領令の一環として、米郵便公社(USPS)の配達用車両の電動化に関する契約の破棄を検討していると伝わった。同社はUSPSと4万5千台を契約。
HPエンタープライズ<HPE> 23.95(+2.30 +10.62%)
ルルレモン<LULU> 408.56(+63.75 +18.49%)
アルタ・ビューティ<ULTA> 432.32(+39.45 +10.04%)
サムサラ<IOT> 52.07(-3.06 -5.55%)
ドキュサイン<DOCU> 107.63(+23.95 +28.62%)
アサナ<ASAN> 22.39(+6.93 +44.83%)
ギットラボ<GTLB> 68.82(+2.78 +4.20%)
ルーブリック<RBRK> 67.07(+13.41 +24.99%)
オシュコシュ<OSK> 106.30(-5.58 -4.99%)
アップル<AAPL> 243.11(+0.07 +0.03%)
マイクロソフト<MSFT> 442.97(+0.35 +0.08%)
アマゾン<AMZN> 224.99(+4.44 +2.01%)
アルファベットC<GOOG> 176.47(+2.16 +1.24%)
テスラ<TSLA> 376.06(+6.57 +1.78%)
メタ<META> 626.15(+17.22 +2.83%)
AMD<AMD> 140.31(-1.05 -0.74%)
エヌビディア<NVDA> 142.64(-2.42 -1.67%)
イーライリリー<LLY> 834.38(+8.76 +1.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 44677.44(-88.27 -0.20%)
ナスダック 19832.00(+131.28 +0.67%)
CME日経平均先物 39280(大証終比:+250 +0.64%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。取引開始前に発表になった11月の米雇用統計を受けて、米株式市場は買い先行で始まった。ただ、IT・ハイテク株は買いが続いているものの、その他のセクターには戻り売りも出て、ダウ平均は下げに転じている。ただ、下押す動きまでは出ていない。
米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が22.7万人増と、ノイズが大きかった前回からは大幅に反転した。ただ、概ね想定範囲内であったことや、FRBがより気にしているとされる失業率が4.2%に上昇している。
今回の結果から、12月FOMCでの0.25%ポイントの利下げ期待は後押しされているが、来年以降についてはなお確証が掴めないといったところのようだ。市場では、来年の早い段階で利下げが一旦停止されるとの見方も出ている。CMEのフェドウォッチでは88%の確率で0.25%ポイントの利下げを織り込んでいるが、1月については据え置きの可能性を高めている。
パウエルFRB議長が今週の講演で「米経済は慎重に利下げを行うのに十分なほど堅調だ」と述べていたが、今回の米雇用統計はそれを裏付ける内容ではあった。
HPエンタープライズ<HPE>が決算を受け大幅高。AI関連で注目されているサーバー部門は、予想こそ下回ったものの32%の増収となったほか、ほぼ予想と一致したものの、AIサーバーの売上は15億ドルとなった。
ヨガウエアのルルレモン・アスレティカ<LULU>が決算を受け上昇。既存店売上高が米州は予想以上の減収だったものの、中国を始め海外は好調だった。
美容製品販売のアルタ・ビューティ<ULTA>が決算を受け上昇。既存店売上高が予想外の増収となったほか、通期のガイダンスでも既存店売上高を始め、全体的に上方修正した。今回の決算は上半期からの好転を示唆した。
ソフトウエア開発のサムサーラ<IOT>が決算を受け下落。1株利益、売上高とも予想を上回り、通期のガイダンスも上方修正した。好調な決算ではあったものの、事前の投資家の期待値が高く物足りなかったようだ。
電子署名のドキュサイン<DOCU>が決算を受け大幅高。通期のビリングの見通しを上方修正した。
作業管理システムのアサナ<ASAN>が決算を受け急伸。第4四半期、通期とも予想を上回る売上高見通しを示した。今回の決算は業績安定の兆しを示しているとの評価も出ている。
ソフトウェア開発のギットラボ<GTLB>が決算を受け上昇。通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正した。同社はまた、ステープルズ氏を新CEOに指名する人事も発表。
サイバーセキュリティのルーブリック<RBRK>が決算を受け大幅高。通期の売上高見通しを上方修正した。パブリッククラウド、SaaS、データセキュリティが業績を牽引した。
特殊車両を手掛けるオシュコシュ<OSK>が下落。トランプ氏の政権移行チームが、電気自動車(EV)を対象とした一連の大統領令の一環として、米郵便公社(USPS)の配達用車両の電動化に関する契約の破棄を検討していると伝わった。同社はUSPSと4万5千台を契約。
HPエンタープライズ<HPE> 23.95(+2.30 +10.62%)
ルルレモン<LULU> 408.56(+63.75 +18.49%)
アルタ・ビューティ<ULTA> 432.32(+39.45 +10.04%)
サムサラ<IOT> 52.07(-3.06 -5.55%)
ドキュサイン<DOCU> 107.63(+23.95 +28.62%)
アサナ<ASAN> 22.39(+6.93 +44.83%)
ギットラボ<GTLB> 68.82(+2.78 +4.20%)
ルーブリック<RBRK> 67.07(+13.41 +24.99%)
オシュコシュ<OSK> 106.30(-5.58 -4.99%)
アップル<AAPL> 243.11(+0.07 +0.03%)
マイクロソフト<MSFT> 442.97(+0.35 +0.08%)
アマゾン<AMZN> 224.99(+4.44 +2.01%)
アルファベットC<GOOG> 176.47(+2.16 +1.24%)
テスラ<TSLA> 376.06(+6.57 +1.78%)
メタ<META> 626.15(+17.22 +2.83%)
AMD<AMD> 140.31(-1.05 -0.74%)
エヌビディア<NVDA> 142.64(-2.42 -1.67%)
イーライリリー<LLY> 834.38(+8.76 +1.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美