NY株式:NYダウは1508ドル高、不透明感払拭や第2次トランプ政権のプロビジネス策に期待
米国株式市場は大幅続伸。ダウ平均は1508.05ドル高の43,729.93ドル、ナスダックは544.29ポイント高の18,983.46で取引を終了した。
大統領選挙通過で不透明感払拭に買われ、寄り付き後、大幅高。規制緩和などが企業の収益増につながるなど第2次トランプ政権のプロビジネス策への期待に買いが加速し、終日堅調に推移。景気にも楽観的な見解や連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ期待に相場は終盤にかけ、上げ幅を拡大し、過去最高値を更新し、終了。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇した一方、家庭・パーソナルが小幅下落した。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はマスク最高経営責任者(CEO)が支援していた共和党、トランプ氏の大統領選勝利が当社に有益に働くとの期待に大幅高。
銀行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)銀行はトランプ政権が規制緩和に取り組むとの期待に上昇。石油会社のエクソン・モービル(XOM)は国内掘削を推進するトランプ氏の政策で恩恵を受けるとの期待に、上昇。
一方、太陽光パネルメーカーのファースト・ソーラー(FSLR)は下落。ヘルスケア会社のCVSヘルス(CVS)は第3四半期決算でワクチン需要が予想を上回り、売上高が予想以上に伸び、買われた。格安航空会社のスピリッツ(SAVE)やフロンティア(ULCC)は、トランプ氏の勝利で企業合併活動が活発化するとの思惑に、上昇。
半導体メーカーのクアルコム(QCOM)は取引終了後に四半期決算を発表。売上高が予想を上回ったほか、自社株買い計画を発表し、時間外取引で上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ