話題株ピックアップ【夕刊】(3):FCE、ハンモック、バンクオブイ
■FCE <9564> 914円 +26 円 (+2.9%) 本日終値
FCE<9564>が大幅反発。午前10時ごろ、教育ICTシステムの開発販売などを手掛けるスタディラボ(東京都文京区)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。FCEが提供する中高生向けビジネス手帳「フォーサイト手帳/アプリ」や関連会社である日本コスモトピアが提供する「Selfee」「みんなの学習クラブ」などの学習支援サービスと、スタディラボ及びその関連会社が提供する教育機関向けプリンティングソリューション「StudyOne」や教育機関向けeポートフォリオ作成ツール「feelnote」との連携を図ることで、学習プロセスの効率化を目指し、学習者の成果の最大化を図るのが狙い。また、今回の提携を通じて国内外の教育機関や企業との販売や連携も視野に入れ、グローバルな教育市場における競争力を高めることを目指すとしている。
■ハンモック <173A> 1,186円 +16 円 (+1.4%) 本日終値
ハンモック<173A>が続伸。午前11時ごろ、名刺管理・営業支援ツール「ホットプロファイル」が関西エアポート(大阪府泉佐野市)に採用されたと発表しており、好材料視された。関西エアポートグループは、関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港を運営する空港運営会社。これまで同グループでは、顧客情報の名寄せの精度に課題があり、メール配信をする際のリスト作成に手間がかかっていたという。そのため、顧客情報が自動で名寄せされ、常に最新かつ高精度な顧客データベースを作成できる名刺管理ツールを検討した結果、「ホットプロファイル」の採用が決定されたという。「ホットプロファイル」は、名刺を登録するだけで顧客の組織を把握できる「組織ツリー」を自動で生成可能なため、社内での顧客との接点情報を可視化することが可能となるほか、営業担当が対応した活動履歴を「報告」として顧客ごとに残せるため、引き継ぎの際の関係性維持や戦略を立てた営業活動にも活用できるとしている。
■ショーケース <3909> 294円 +2 円 (+0.7%) 本日終値
ショーケース<3909>が3日ぶり反発。21日の取引終了後、サイボウズ<4776>が提供する「kintone(キントーン)」での業務をサポートするAIアシスタント「Associate AI Hub for kintone」を販売開始したと発表した。これが材料視されたようだ。
■アサヒペン <4623> 1,739円 +8 円 (+0.5%) 本日終値
アサヒペン<4623>がしっかり。21日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、25年3月期第2四半期に投資有価証券売却益1億9200万円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、業績への影響は他の要因も含め開示の必要が生じた場合には速やかに開示するとしている。
■バンクオブイ <4393> 4,600円 -1,000 円 (-17.9%) ストップ安 本日終値
バンク・オブ・イノベーション<4393>が急落。21日の取引終了後、セガサミーホールディングス<6460>傘下のセガから9月30日付で特許権侵害差止等請求訴訟を提起されたと発表。これを受け、先行き不透明感を嫌気した売りが優勢となった。セガ側はバンクオブイが提供する「メメントモリ」に関するゲームプログラムなどの差し止め請求に加え、損害賠償請求として10億円と遅延損害金の支払いを求めている。バンクオブイでは、自社サービスが特許権を侵害しているとの事実は無いと認識しているとし、訴訟がどのような結果になったとしても必要な対策を講じることでサービスを継続していく方針とした。
■ベースフード <2936> 341円 -67 円 (-16.4%) 本日終値
ベースフード<2936>が大幅安。21日の取引終了後、メルコホールディングス<6676>社長の牧寛之氏がベースフードの株式を買い増していたことが明らかとなった。同日、関東財務局に提出された報告書によると、保有割合は10.52%から12.23%に上昇した。保有目的の項目には「主要株主として長期安定保有」と記載。報告義務発生日は21日となっている。もっともベースフードの株価は直近で急騰劇を演じていたとあって、買い増し判明に対して買い向かう姿勢は限られており、短期的な過熱感が強まるなかで利益確定目的の売りが優勢となった。
■両毛システムズ <9691> 2,267円 -178 円 (-7.3%) 本日終値
両毛システムズ<9691>が後場下げ幅を拡大。午後1時ごろに発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高84億7900万円(前年同期比1.2%増)、営業利益6億3500万円(同23.8%減)となった。期首予想の営業利益5億円を上回って着地したものの、18日に上方修正を発表済みであることから、材料出尽くし感から売られているようだ。なお、25年3月期通期業績予想は、18日発表の修正予想値である売上高215億円(前期比18.3%増)、営業利益20億円(同8.1%増)を据え置いている。
■Liberaware <218A> 454円 -21 円 (-4.4%) 本日終値
Liberaware<218A>は8日続落。午前11時ごろ、同社が開発した狭小空間点検ドローン「IBIS」が、韓国政府機関が募集する「ドローン活用検査導入プロジェクト」に、大規模ボイラーの効率的な点検ツールとして採用されたと発表し、これを好感する形でプラスに転じる場面もあったが、買いが続かなかったようだ。同プロジェクトは、重大災害防止を目的とした大規模ボイラーの安全管理強化を目指したもので、ボイラーの検査時にドローンが撮影した映像を活用し、従来の足場設置や人力による点検ではアクセスが難しい場所の検査を実施。これにより、点検業務の安全性と作業効率を大幅に向上させるほか、3Dデータ処理技術と連携し、腐食やクラックなどの異常箇所の正確な把握を可能とする。同社では今回のプロジェクト参加により、更に多くの国際市場への提供を目指すとしている。
■Speee <4499> 2,393円 -77 円 (-3.1%) 本日終値
Speee<4499>が後場一時プラスに転じる場面があった。午前11時30分ごろ、子会社Datachainが、Progmat(東京都千代田区)と開発中のSwift(国際銀行間通信協会)システムと連携したステーブルコインによる国際送金システムに関して、特許出願が完了したと発表しており、好材料視された。両社は24年9月に、クロスボーダーステーブルコイン送金基盤構築プロジェクト「Project Pax」を発表したが、今回の特許出願は同プロジェクトで開発中のシステムに関するもの。今後、国際出願及び主要国での特許出願も予定しており、これら一連の動きにより、両社は、ステーブルコイン国際送金システムのグローバル市場でのシェア拡大を目指すとしている。
●ストップ高銘柄
オルツ <260A> 688円 +100 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
バンクオブイ <4393> 4,600円 -1,000 円 (-17.9%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース
FCE<9564>が大幅反発。午前10時ごろ、教育ICTシステムの開発販売などを手掛けるスタディラボ(東京都文京区)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。FCEが提供する中高生向けビジネス手帳「フォーサイト手帳/アプリ」や関連会社である日本コスモトピアが提供する「Selfee」「みんなの学習クラブ」などの学習支援サービスと、スタディラボ及びその関連会社が提供する教育機関向けプリンティングソリューション「StudyOne」や教育機関向けeポートフォリオ作成ツール「feelnote」との連携を図ることで、学習プロセスの効率化を目指し、学習者の成果の最大化を図るのが狙い。また、今回の提携を通じて国内外の教育機関や企業との販売や連携も視野に入れ、グローバルな教育市場における競争力を高めることを目指すとしている。
■ハンモック <173A> 1,186円 +16 円 (+1.4%) 本日終値
ハンモック<173A>が続伸。午前11時ごろ、名刺管理・営業支援ツール「ホットプロファイル」が関西エアポート(大阪府泉佐野市)に採用されたと発表しており、好材料視された。関西エアポートグループは、関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港を運営する空港運営会社。これまで同グループでは、顧客情報の名寄せの精度に課題があり、メール配信をする際のリスト作成に手間がかかっていたという。そのため、顧客情報が自動で名寄せされ、常に最新かつ高精度な顧客データベースを作成できる名刺管理ツールを検討した結果、「ホットプロファイル」の採用が決定されたという。「ホットプロファイル」は、名刺を登録するだけで顧客の組織を把握できる「組織ツリー」を自動で生成可能なため、社内での顧客との接点情報を可視化することが可能となるほか、営業担当が対応した活動履歴を「報告」として顧客ごとに残せるため、引き継ぎの際の関係性維持や戦略を立てた営業活動にも活用できるとしている。
■ショーケース <3909> 294円 +2 円 (+0.7%) 本日終値
ショーケース<3909>が3日ぶり反発。21日の取引終了後、サイボウズ<4776>が提供する「kintone(キントーン)」での業務をサポートするAIアシスタント「Associate AI Hub for kintone」を販売開始したと発表した。これが材料視されたようだ。
■アサヒペン <4623> 1,739円 +8 円 (+0.5%) 本日終値
アサヒペン<4623>がしっかり。21日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、25年3月期第2四半期に投資有価証券売却益1億9200万円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、業績への影響は他の要因も含め開示の必要が生じた場合には速やかに開示するとしている。
■バンクオブイ <4393> 4,600円 -1,000 円 (-17.9%) ストップ安 本日終値
バンク・オブ・イノベーション<4393>が急落。21日の取引終了後、セガサミーホールディングス<6460>傘下のセガから9月30日付で特許権侵害差止等請求訴訟を提起されたと発表。これを受け、先行き不透明感を嫌気した売りが優勢となった。セガ側はバンクオブイが提供する「メメントモリ」に関するゲームプログラムなどの差し止め請求に加え、損害賠償請求として10億円と遅延損害金の支払いを求めている。バンクオブイでは、自社サービスが特許権を侵害しているとの事実は無いと認識しているとし、訴訟がどのような結果になったとしても必要な対策を講じることでサービスを継続していく方針とした。
■ベースフード <2936> 341円 -67 円 (-16.4%) 本日終値
ベースフード<2936>が大幅安。21日の取引終了後、メルコホールディングス<6676>社長の牧寛之氏がベースフードの株式を買い増していたことが明らかとなった。同日、関東財務局に提出された報告書によると、保有割合は10.52%から12.23%に上昇した。保有目的の項目には「主要株主として長期安定保有」と記載。報告義務発生日は21日となっている。もっともベースフードの株価は直近で急騰劇を演じていたとあって、買い増し判明に対して買い向かう姿勢は限られており、短期的な過熱感が強まるなかで利益確定目的の売りが優勢となった。
■両毛システムズ <9691> 2,267円 -178 円 (-7.3%) 本日終値
両毛システムズ<9691>が後場下げ幅を拡大。午後1時ごろに発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高84億7900万円(前年同期比1.2%増)、営業利益6億3500万円(同23.8%減)となった。期首予想の営業利益5億円を上回って着地したものの、18日に上方修正を発表済みであることから、材料出尽くし感から売られているようだ。なお、25年3月期通期業績予想は、18日発表の修正予想値である売上高215億円(前期比18.3%増)、営業利益20億円(同8.1%増)を据え置いている。
■Liberaware <218A> 454円 -21 円 (-4.4%) 本日終値
Liberaware<218A>は8日続落。午前11時ごろ、同社が開発した狭小空間点検ドローン「IBIS」が、韓国政府機関が募集する「ドローン活用検査導入プロジェクト」に、大規模ボイラーの効率的な点検ツールとして採用されたと発表し、これを好感する形でプラスに転じる場面もあったが、買いが続かなかったようだ。同プロジェクトは、重大災害防止を目的とした大規模ボイラーの安全管理強化を目指したもので、ボイラーの検査時にドローンが撮影した映像を活用し、従来の足場設置や人力による点検ではアクセスが難しい場所の検査を実施。これにより、点検業務の安全性と作業効率を大幅に向上させるほか、3Dデータ処理技術と連携し、腐食やクラックなどの異常箇所の正確な把握を可能とする。同社では今回のプロジェクト参加により、更に多くの国際市場への提供を目指すとしている。
■Speee <4499> 2,393円 -77 円 (-3.1%) 本日終値
Speee<4499>が後場一時プラスに転じる場面があった。午前11時30分ごろ、子会社Datachainが、Progmat(東京都千代田区)と開発中のSwift(国際銀行間通信協会)システムと連携したステーブルコインによる国際送金システムに関して、特許出願が完了したと発表しており、好材料視された。両社は24年9月に、クロスボーダーステーブルコイン送金基盤構築プロジェクト「Project Pax」を発表したが、今回の特許出願は同プロジェクトで開発中のシステムに関するもの。今後、国際出願及び主要国での特許出願も予定しており、これら一連の動きにより、両社は、ステーブルコイン国際送金システムのグローバル市場でのシェア拡大を目指すとしている。
●ストップ高銘柄
オルツ <260A> 688円 +100 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
バンクオブイ <4393> 4,600円 -1,000 円 (-17.9%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
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