NY株式:NYダウは409ドル高、銀行の好決算を好感
米国株式市場は反発。ダウ平均は409.74ドル高の42,863.86ドル、ナスダックは60.89ポイント高の18,342.94で取引を終了した。
銀行の好決算を好感し、寄り付き後、上昇。生産者物価指数(PPI)は年内の利下げ軌道を大幅に変える結果ではなく、金利先安観も相場支援材料となった。主要企業決算への期待も買い材料となり、終盤にかけ相場は続伸。ダウは過去最高値を更新し、終了した。セクター別では、銀行や運輸が上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。
銀行のJPモルガン(JPM)は、第3四半期決算で純金利収入が予想外の増加となったほか、投資銀行の手数料収入も予想を上回り、上昇。同業ウェルズ・ファーゴ(WFC)も第3四半期決算で、投資銀行収入が伸び貸し出し収益の落ち込みを補い、1株当たり利益が予想を上回り、上昇した。ソーシャルメディア、フェイスブック(FB)を運営するメタ・プラットフォームズ(META)はアナリストの目標株価引き上げで、上昇。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はイベントでロボタクシー(無人タクシー)「サイバーキャブ」のプロトタイプを発表したが、アナリストが期待していたような詳細が発表されず、失望感から大幅安。競合となるとされていた配車サービスのウーバーテクノロジー(UBER)やリフト(LYFT)はそれぞれ上昇した。
米シカゴ連銀のグールズビー総裁はさらなる利下げを予想していると、述べた。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ