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【注目】米大手銀、ストラテジスト退職で強気に転じる S&P500の目標を6500に

 米大手銀は、今年7月まで弱気を通してきた株式戦略チームが、ここに来て米国株に対して強気に転じた。7月までチーム率いてきたストラテジストの退職が明らかになった。同チームは2022年終盤から弱気見通しを維持し、S&P500の目標を2年弱に渡って4200に据え置いていた。

 S&P500はこの水準をすでに2023年に突破し、今年は6000を超えている。この夏に同社の市場調査を引き継いだストラテジストは本日、年末の目標水準を6500とすることを明らかにした。前日終値から約8%の上昇を示唆。

 強気見通しの根拠としては、健全な労働市場と利下げ、そしてAI技術でトップを競うための設備投資ブームへの期待で、このほかにも複数の追い風を見込んでいる。

 地政学的な不確実性の高まりと進化する政策アジェンダによって、見通しは異例の複雑さを見せているが、リスクを凌ぐチャンスがある可能性が高いとレポートで述べている。

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